みどりの体験学習教室にゴルフ場が加わった
一般社団法人・日本ゴルフ場経営者協会(NGK)は、文部科学省の小中高校生を対象にした土曜学習応援団に、「みどりの体験学習教室~ゴルフ場で自然を学ぼう」を登録したと発表した。

ゴルフ場には自然がいっぱい。クラブハウス前の池のふちで何かを探すジュニアたち(写真はゴルフダイジェストジュニアカップのひとコマ)
NGKは、ゴルフ場の経営課題の解決とゴルフの普及を目的として、1969年に始まったゴルフ場経営者団体。民主党が政権を取り、自民党が下野した折には、ゴルフが好きな故安倍晋三氏が会長を務めてたこともあった。
NGKによれば、ある企業や団体が、地域や学校のリクエストに応じて子どもたちの課外活動へ講師を派遣したり、企業等の施設見学を受け入れる制度もある。そういった土曜学習応援団にゴルフ場が加わった。

ゴルフ体験学習を通じて、ジュニア競技に挑戦する子供たちが出てくるかもしれない(写真はゴルフダイジェストジュニアカップより)
ゴルフコースを活かした自然体験学習とターゲット型スポーツ体験
多様な経験や技能を持つ企業・団体のひとつとして、ゴルフ場を活用するプログラムの実施を目指して参画したというのが背景のようだ。
プログラム内容は、①ゴルフコースを活かした自然体験学習教室。②ターゲット型スポーツとしてのゴルフプレー学習教室。
とくに②のプログラムは、ゴルフの基礎知識を学び、実際にショットするプレー体験、スナッグゴルフ、入浴、までがラインナップされている。
必要経費は昼食が伴う場合は実費、交通費は相談となり、ゴルフ体験やスナッグゴルフ、自然体験などの学習自体は基本、無料支援とのこと。

ゴルフ体験学習の出会いを通じて、友達が増えていくことも…(写真はゴルフダイジェストジュニアカップより)
開催日は土曜日に限らず幅広く、実施エリアは全国のゴルフ場としている。これらの子供たちのゴルフ場体験学習が定着していけば、ジュニア世代の将来につながることは間違いない。ゴルフ場サイドも、地域貢献型産業としてのイメージアップにつながる。実現までの今後にも注視していきたい。
※週刊ゴルフダイジェスト2023年4月18日号より