日本チームは米ツアー6勝の畑岡、1勝の古江、メジャー勝者の笹生、渋野
同大会は、5月4日からの4日間競技で各国4人が出場。
初日、2日目、3日目はフォアボール形式のダブルスマッチプレーで上位4カ国が選出され、最終日は2人がシングルスマッチ、2人がフォアサムマッチ(1つの球を交互にプレーして各ホールのスコアを競う)の準決勝、決勝、3位決定戦を行う。
出場国は昨年11月21日に発表された女子世界ランク(各国上位4名の合計)に基づいて決定され、アメリカ、韓国、日本、スウェーデン、イングランド、タイ、オーストラリア、中国がこれに該当。選手の出場資格は4月3日付けの各国上位4名に与えられた。
日本勢は畑岡奈紗(13位)、古江彩佳(19位)、山下美夢有(24位)、笹生優花(30位)が該当したが、同週に開催される国内メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」を優先して山下と次点の西郷真央(37位)が出場を見送ったため、4人目は38位の渋野日向子に決定した。
大会は14年から2年に1度行われ、第1回大会はスペインが優勝。16年はアメリカ、18年は韓国が制した。
20年はコロナ禍で中止となり、4回目となる今回の最有力候補は世界ランクの合計が最も少ないアメリカチームで、世界ランク2位のN・コルダにツアー10勝のL・トンプソン(6位)、今季絶好調のL・ヴ(12位)、D・カン(14位)の合計34。
2番手はコ・ジンヨン(3位)やキム・ヒョージュ(9位)ら実力者を擁する韓国チームで48。日本チームは3番手だが、ランキングの合計は100とだいぶ水をあけられている。
とはいえ米ツアー6勝の畑岡はじめ、同1勝の古江、メジャー勝者の笹生、渋野と何ら遜色ないメンバー。これまでにない最強布陣に、初制覇を期待せずにはいられない。
※週刊ゴルフダイジェスト2023年5月2日号「バック9」より