ツアー2勝の横田真一の長男・横田知己さんがスピードゴルフの大会に初めて挑戦し、3位になったことが話題になった。
画像: 18万5000人の登録者数を誇る人気ユーチューブ・横田真一チャンネルの「息子・知己が本格的にゴルフ再開!?」の回より

18万5000人の登録者数を誇る人気ユーチューブ・横田真一チャンネルの「息子・知己が本格的にゴルフ再開!?」の回より

青学駅伝選手から"スピードゴルファー"に転身?

1979年にカリフォルニアで生まれたこの競技は、9ホールないし18ホールのストロークプレーに加え、ラウンド時間の1分を1打に換算。合計した数字(スピードゴルフスコア=SGS)で競う。

例えば100ストローク、60分15秒ならSGSは160.15。なおクラブは7本以下。日本では17年に日本スピードゴルフ協会が設立され、今年は全国で7試合を予定。知己さんが挑戦したのは、ツアー3戦目の「GDO湘南スピードゴルフチャレンジカップ」。

そこで、同大会へ出場を決めた経緯を聞いた。知己さんは現在、青山学院大の3年生。昨年まで陸上部にいた。幼稚園から同学院に通い、高校時代は陸上とゴルフの2つの競技に参加。

ゴルフでは1年生のときに東京都高校秋季大会に出場し、29位の成績を収めた。一方で幼稚園から青学駅伝チームの陸上教室に参加し、高3から陸上に専念して箱根駅伝への夢を描いたが、叶わなかった。

少数精鋭主義をとる部から引退勧告を受けてしまったのだ。

そんな折、知己さんにスピードゴルフの誘いがあった。結果はSGS61.26(9ホール)で3位入賞。

「初体験でしたが、ゴルフの腕前が5割、走力2割、マネジメント3割といったところですね。ゴルフの部分ではまだ伸びしろがあるとは思いますが、1打1打に一喜一憂できる"普通のゴルフ"にも未練があります」(知己さん)

試合後、優勝した新本達也選手から実力を買われ、「世界大会のペア競技で日本代表に」と乞われた。

陸上部の監督も「青学駅伝チームで鍛えた走力が生きている。世界を目指せ」とエールを送った。奇しくも今大会が行われたGDO茅ヶ崎ゴルフリンクスは、箱根駅伝3区と8区に隣接するコースだった。

新しい目標を見つける縁になるかもしれない。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年5月9・16日号「バック9」より

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