タイガー・ウッズは19日、自身のSNSで「足首の骨の固定手術を受けた」と発表し、出術は成功したことが明かされた。
画像: マスターズ3日目、気温低下と降りしきる冷たい雨の中でのプレーを強いられ、時折表情をゆがめるタイガー。7ホール目で途中棄権していた(撮影/Blue Sky Photos)

マスターズ3日目、気温低下と降りしきる冷たい雨の中でのプレーを強いられ、時折表情をゆがめるタイガー。7ホール目で途中棄権していた(撮影/Blue Sky Photos)

「右足に入っているネジが皮膚を突き破っていた」(J・デイ)

メジャー15勝を誇り、マスターズの優勝回数は5回。大会記録に並ぶ出場23大会連続予選通過を果たしたタイガーの復活劇に世界中が注目したが、3日目に7ホールを回ったところで悪天候による試合中断後、最終日の早朝に行われた第3ラウンドのプレー再開前に、「足底筋膜炎が悪化した」として11ホールを残して同大会を棄権した。

気温低下と降りしきる冷たい雨の中でのプレーを強いられ、時折表情をゆがめていたタイガーを見た人も多かっただろう。

キャディを務めたジョー・ラカバは大会前、

「もしこれがマスターズでなかったら、プレーしていなかったはずだ」

と足の状態が良くなかったことを明かしている。

原因は、もちろん21年2月の自動車事故。

一時は復帰も危ぶまれるほどだったが、翌年のマスターズでは72ホールを完走し、奇跡の復帰を果たしたように見えた。

その後は試合数を絞り、2月に自身がホストを務めるジェネシス招待に出場してマスターズは今季2試合目。万全を期したなかでの出来事だったが、同じことは昨年5月の全米プロでも起こっている。

急激に気温の下がった3日目のプレーを終えたところで最終日を残し棄権したタイガーの状態を、親友でもあるJ・デイは

「右足に入っているネジが皮膚を突き破っていた」

と明かしている。

手術はニューヨークのHSSスポーツ医学研究所で行われ、執刀したマーティン・オマリー博士によれば、手術は成功したとのこと。復帰予定は明らかにされていないが、

「タイガーは現在回復しており、リハビリを開始することを楽しみにしています」

次のメジャーは5月18日に開幕する全米プロ。ここでの復帰を見越しているのが大方の予想。続報が気になるところだ。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年5月9・16日合併号「バック9」より

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