バックスウィングでの体の運動量と、クラブの軌道の関係性を知っておこう
ボールが曲がる仕組みはシャフトプレーンとフェースの向きで決まりますが、それには体の運動量が大きく関係してきます!
ということで、バックスウィングでしっかり確認しておきたいのが体の運動量の目安となる、肩のポジションです。
理想のポジションは、肩の回転が90度。つまり、背中がターゲット方向を指すポジションまで回転させていきます。肩の回転のポジションが、体がしっかり回っているかをチェックするボディーターンの目安となります。
肩の回転が少な過ぎたり、多過ぎたりすることでスウィングの軌道がアウトになったり、インになったりしてしまい、ボールが曲がる原因になるのでご自身の傾向をチェックしてみましょう!
正しいポジションは肩が「90度回転」
理想的な正しいポジションでは、肩の回転の度合いは、背中がターゲット方向を指す90度(肩・腰の回転はそれぞれ約45度)になっています。
このポジションで、正しく胸が回り右肘がたたまれ、右手首が甲側に折れるヒンジがおこなわれると、イラストのようにグリップエンドがボールの方向を指すスクエアな軌道のポジションにおさまります。正しいスウィング軌道なので、ボールはまっすぐに飛んでいきます。
肩の回転が「90度以下」はアウトサイドイン軌道に
肩の回転が90度以下の人は体が硬くなっている方に多く見られる傾向です。このポジションになってしまうと、腰と胸の回転が足らないので、アウトサイドインの軌道になってしまいます。
こうなってしまうと、グリップエンドがボールよりも内側を指してしまうので、スティープといってクラブが上から入ってしまいます。いわゆる首切りショットの軌道です。
クラブがアウトから入ってくるので、基本的にボールは左に飛んでいきますが、手元で軌道修正を行うことで右にも飛んでいきます。
アマチュアゴルファーのみなさんの多くがこの傾向になりますので、しっかり肩が90度回ることを目安に体を捻るストレッチを行っていきましょう! 特に練習開始やスタート前のストレッチにおすすめです!
肩の回転が「90度以上」はインサイドアウト軌道に
肩の回転が90度以上になってしまう人は、ジュニアゴルファーに多くみられる傾向です。このポジションになってしまうと、体が回りすぎているのでトップの位置でインサイドアウトの軌道になってしまいます。
こうなってしまうと、グリップエンドがボールの外側を指してしまうので、シャフトが寝ている状態になってしまうので注意が必要です。
インから入ってくるので基本的に左につかまったドローボールが出ます。またインサイドから入りすぎることでプッシュアウトやシャンクも出てしまうので要注意です!
大きな原因の一つに体幹の弱さや、関節の緩さで回転しすぎてしまうことが原因です。しっかり体幹やお腹に力を入れる練習方法を取り入れましょう! おすすめの練習方法は、足にボールを挟んだり、タオルを脇に挟むといった練習方法です。是非参考にされて下さい!