茂木宏美と坂口由佳のツアー初優勝をかけた一騎打ち
1993年に国内女子ツアー、リゾートトラスト・クリナップレディスとして始まり、95年から現在の名称になったリゾートトラストレディス。2004年大会は大会2日後に正式開場するグランディ浜名湖GCのこけら落としとして行われた。
最終日を首位で迎えたのは、ともにツアー未勝利の茂木宏美と坂口由佳のふたり。茂木は4番でイーグルを奪うなど前半で一歩リードするも、12、13番で連続ボギーを叩いて失速。対する坂口もスコアを伸ばせず我慢のゴルフが続いたが、16、17番で連続バーディを奪い茂木に並ぶ。
勝負の行方はプレーオフに持ち込まれ、決着がついたのはプレーオフ4ホール目。2打目で確実にグリーンをとらえた茂木に対し、坂口はパーオンに失敗しボギー。茂木はバーディパットこそカップに蹴られたが、危なげなくパーパットを沈めツアー初勝利を飾った。
グランディ浜名湖GCでは19年にも2回目のリゾートトラストレディスが行われ、原英莉花がペ・ソンウをプレーオフで破りツアー初優勝を挙げている。翌20年もグランディ浜名湖GCで開催される予定だったが、新型コロナの感染拡大に伴い中止となっていた。
4年ぶりに同GCで行われる今大会では今年で創立50周年を迎えたリゾートラストグループからプレゼントが用意され、試合会場を訪れるギャラリーには各日先着1000名に創立50周年を記念した大会オリジナルグッズが。5月28日の最終日をテレビで観戦するゴルファーには、抽選でハワイの「ザ・カハラ・ホテル&リゾートホノルル・ハワイ」4泊6日ペア宿泊(航空券付き)が3組6名、2020年に開業した「ザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜」の1泊ペア宿泊が50組100名にプレゼントされる。
※週刊ゴルフダイジェスト2023年5月30日号「ニッポンゴルフ初物語」より