「みずほアメリカオープン」で4位タイに入った古江彩佳。前週の米女子ツアーの「バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー」では2年連続決勝に進出。準優勝に終わったものの"新マッチの鬼"誕生と話題になっている。
画像: 日本が誇るショットメーカーの古江彩佳。LPGAマッチプレー大会、ここ2年で11勝!

日本が誇るショットメーカーの古江彩佳。LPGAマッチプレー大会、ここ2年で11勝!

「私の場合マッチプレーのほうが自信があります」(古江彩佳)

6連勝で決勝に勝ち上がった古江と対戦したP・アナナルカーン(タイ)は、「アヤカはマッチプレーの鬼、ビーストです。ゴルフにすごく安定感がある」と称賛。実際古江はここ2年で11 勝を挙げており、大会最多勝記録保持者。ライバルたちからも恐れられている。

本人も「マッチプレーとストロークプレーは違います。マッチではよりアグレッシブなゴルフを心がけていて、私の場合マッチプレーのほうが自信あります」と認めている。

しかし決勝は3&1で惜敗。土日は1日2ラウンドの過酷な戦いだったが、土曜日の4回戦と準々決勝では快勝を収 め、自身23 歳の誕生日に最高のプレゼントを贈った。

「1日2ラウンドは肉体的にも精神的にもタフ。余計なことは考えず集中して自分のゴルフをするだけです」と準優勝に終わった1年前のリベンジを誓った。

思惑通り世界ランクトップ20 のL・マグワイアとの準決勝までは、攻めのゴルフで勝ち切った。だが決勝マッチは終始相手のペース。

「2年連続決勝まで行って負けたのはすごく悔しいですけど、相手もいいゴルフをしていたので。できる限りのことはできたかな……」と悔しさをにじませた。もし勝てば昨年のスコットランド女子オープン以来のツアー2勝目。今シーズン日本勢初勝利だった。

それでもマッチの鬼の称号を得て、ツアーでの存在感は確実に上がっている。世界ランクもメジャーチャンピオンのD・カンを抜いて17 位に浮上した(6月3日現在)。

ところで決勝前夜、誕生日にどんなお祝いをするか聞かれ、「冷蔵庫の中にイチゴがあればうれしいです。それを食べてお祝いします」とキュートな返答を口にした古江。

23 歳の滑り出しとしては上々だ。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年6月20日号「バック9」より

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