ゴルフの上達を目指すゴルファーにとって役立つ情報を発信する「みんゴル・ゴルファー応援隊」。その隊長に就任したシングルプレーヤー・マツケンが上達のヒントになることを紹介。今回も、ラウンド中の「キャディさんとの付き合い方」を考えていきます。
画像: キャディさんに気持ちよく仕事してもらって、その組全体の雰囲気を良くし、一日を楽しく過ごしたい(写真はイメージ)

キャディさんに気持ちよく仕事してもらって、その組全体の雰囲気を良くし、一日を楽しく過ごしたい(写真はイメージ)

前回に引き続き、キャディさんとの付き合い方がテーマです。
まずはおさらい。ルール上、「キャディ」の定義は「ラウンド中にプレーヤーを助けるひと」です。

①クラブを持って行くこと、運ぶこと、扱うこと
②プレーヤーにアドバイスを求めること

主にこの二つのことをキャディさんに求めることが出来ます。それでは、前回の続きに入っていきましょう。

グリーン上ではキャディさんが効率よく動けるよう考える

⑤プレー中その3 グリーン上

グリーンに上がるとキャディさんの仕事量はさらに増えていきます。その組全員にパターを渡し、不要なクラブを預かり、ボールを拭く。さらにパッティングのラインを聞かれたらアドバイスしなければなりません。出来れば、キャディさんが無駄なく効率よく動けるよう、考えて行動したいものです。

基本的にキャディさんは、グリーン上でカップから遠いプレーヤーから優先して、「お世話」を始めます。自分のボールはピンから近く、まだ打つ順番は後なのに、ボール拭きを頼んだりするとキャディさんを無駄に動かすことになってしまい、効率が悪くなります。そうすると、ラインを聞いたり確認したりといった時間にも余裕がなくなり、やって欲しいサービスを受けられないことになります。

キャディさんが効率良く動けるよう、順番を考えてお願いするようにしましょう。

それからライン読みについてですが、「どっちに切れる? 」「どこに打てばいい?」と聞くのはあんまり良い聞き方ではありません。何度もついているキャディさんなら、そのプレーヤーのタッチやライン取りの癖もわかりますが、初めてついたプレーヤーに的確なラインを教えるのは不可能に近いと言えます。

ラインを聞くときは、「フックだけど強めに打つなら曲がらないかな? 」「タッチ合わせるならカップの左ふちでいいかな?」など、自分の意図するタッチ(強さ)も含めたラインの取り方を聞くようにすると、キャディさんも正確な情報を伝えやすくなるかと思います。

そうそう、こちらが聞いてもいないのに、ラインを教えてくるキャディさんもいますが、そういう情報は自分のイメージと違うと、かえって邪魔になる場合もあります。要らない情報は「要らない」とはっきり伝える方がよいかと思います。

⑥プレー中その4 チップなど

最近はキャディさんへの心づけ、チップといった習慣はかなり少なくなってきましたが、売店に立ち寄った時にドリンク一本くらいは渡してあげてもいいのかと思います。「気は心」ですから、例えばその組に初心者がいたり、自分がボールを曲げてばかりでキャディさんに大きく負担をかけた、と思えばその感謝の気持ちを表すことは悪いことではありません。

また、これからの夏場はキャティさんでも熱中症の危険がかなり高くなります。水分補給をしっかりやってもらうためにも、「ドリンク一本」の思いやりをお勧めします。

キャディさんの評価表は的確で正当な評価を!

⑦プレー後

プレーが終わってクラブ確認のサインを求められるコースがほとんどかと思いますが、キャディさんへの評価を記入するコースも多いようです。

このお客様からのキャディへの評価。多くのコースがキャディの勤務査定の参考にしています。ここの評価が悪いとキャディさんの給料やボーナスに影響が出る場合があるということです。キャディ業務もサービス業ですから、お客様の声で業務が向上することは必要なことだと思います。ただ、キャディの仕事とは関係無いことが原因で、悪い評価をつけてしまうプレーヤーもいるようなのです。

たとえばなんとなくソリが合わなかった、とか、容姿が好みではなかった、とか、なかには大叩きした腹いせに、キャディに×の評価をつけるプレーヤーもいるとか。キャディさんにしてみたら、仕事とは関係無い要因でマイナスの評価をされてはたまったものではありません。ぜひ的確で正当な評価をしてあげて欲しいと思います。

以上、いろいろと書いてきましたが、キャディさんに気持ちよく仕事してもらうことで、その組全体の雰囲気を良くして一日を楽しく過ごす。キャディ付きプレーの機会があったらそんな視点でキャディさんと接してもらえたらと思います。

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