フォーブス誌が発表した23年版アスリート長者番付で140億円(1億ドル)以上稼ぎトップ10入りしたフィル・ミケルソンとダスティン・ジョンソン(以下DJ)。LIVの財力恐るべしだが、2人の関係を示すSNSのやり取りが話題になっている。
画像: 20年のマスターズを制したダスティン・ジョンソンとマスターズ3勝を誇るフィル・ミケルソン。この2人のSNSの過去のやり取りが話題になった

20年のマスターズを制したダスティン・ジョンソンとマスターズ3勝を誇るフィル・ミケルソン。この2人のSNSの過去のやり取りが話題になった

4月第2週の火曜日、チャンピオンズディナーに参加するのは最大の栄誉

情報筋によると、ミケルソンは毎年マスターズ週の火曜日にまだグリーンジャケットを手にしていない選手たちに、「今夜のディナーの予定は?」と尋ねるのが恒例なのだとか。

火曜日は歴代覇者がグリーンジャケットを着用し、チャンピオンズディナーに参加する日。

もちろんマスターズ3勝のミケルソンも毎年華やかなフルコースディナーとレジェンドたちとのトークを楽しむのだが、参加できない選手たちをうらやましがらせるためにメッセージを送っている。

送られるほうはミケルソン流のジョークだとわかっているのだが、DJはこれが不愉快だったようで、異例の秋開催となった20年マスターズでついに念願の優勝を飾りグリーンジャケットに袖を通した日、早速ミケルソンにこんなメッセージを送っていた。

「来年の火曜日のディナーの予定は決まっているよ。ざまあみやがれ!」

気心知れた者同士の応酬ではあるが、DJは表彰式の最中、

「フィルにメッセージを送るのが待ちきれない」

と思っていたに違いない。

4大メジャーのうち優勝者に生涯出場権が与えられているのはマスターズだけ。他のメジャー大会は10年シードが確約されるが、それ以降は自力で出場権を得るしかない。

有力選手に「一番勝ちたいメジャーは?」と尋ねると、ほとんどが「マスターズ」と答えるのは終身シードも大きな要因だ。4月第2週の火曜日、チャンピオンズディナーに参加するのはゴルファーにとって最大の栄誉。

ミケルソンは今年のディナーではおとなしかったそうだが、本番では52歳にして2位タイと相性は抜群。来年もまた誰かに「今夜のディナーの予定は?」とメールするのだろう。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年6月27日号「バック9」より 

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