ゴルフには“スコアの壁”がつきもの。ビギナーを脱したアマチュアゴルファーに立ちはだかるのがスコア100の壁だ。これを乗り越え「100切り」を達成するにはどうすればいいか? プロゴルファー・兼濱開人が状況別に解説。今回はパッティング時の「風の影響」について教えてもらおう。

グリーン上では風を気にするべき?

屋外でプレーするゴルフにおいて自然の影響……なかでも風はボールの行方に作用する要素のひとつだ。

画像: パッティング時にコースの風はどのくらい影響する?(写真はイメージ)

パッティング時にコースの風はどのくらい影響する?(写真はイメージ)

ドライバーやアイアン、ウェッジといったショットに使う番手はもちろんのこと、グリーン上のパッティングでも影響を受ける場合があると兼濱は言う。

「まずパッティングの転がりへの風の影響ですが、普段ならそこまで気にしなくて問題ないです。ただ、沖縄を筆頭に海沿いのコースでは風速も速くなりがちで、パターでも意識して風向きや風の強さに合わせてタッチを調整しますね。僕も沖縄でプレーしていてアゲンストだったら、ちょっと強めのタッチで打ちます。こればかりは実際に海沿いのコースを経験しないと感覚が養えない部分ではありますが、知識として覚えておくといいでしょう」(兼濱、以下同)

そのほかにも、シンプルに高さがあって風が通りやすい砲台グリーンや、芝が硬めでボールが浮きやすいコーライ芝のグリーンなども風の影響を受けやすいため、風速と合わせて事前にコースレイアウトのチェックをしておくのが吉とのこと。

そしてボールの転がりよりも強く風の影響を受けてしまうのが、パッティングを打つゴルファー自身だ。

「ショットだけでなくパッティングのときも、風によってアドレスのバランスは崩れがちです。風に吹かれると、僕たちの体は無意識で押される力に抵抗してバランスを取ろうとしてしまいますからね。風の影響で余計な力が入った結果アドレスのバランスが崩れたり、パンチが入ったりしていつも通りのストロークができなくなりやすいので注意ですね」

もし強い風が吹いている場合は「まずは風が吹いている状況下でしっかりと素振りして、体が無意識のうちに傾いていないかを確認してみてください」と兼濱。パッティングでも風に惑わされないためには、まず基本に立ち返っていつも通りのストロークをするための準備を欠かさないようにすることが大切なようだ。

協力/学芸大ゴルフスタジオ

This article is a sponsored article by
''.