「アースモンダミンカップ」の2日目の午前スタート組を終えて、暫定首位は後半でスコアを伸ばしトータル11アンダーの申ジエ。2位にはスコアを2つ伸ばし8アンダーで岩井明愛、6アンダー4位タイに稲見萌寧、山下美夢有、桑木志帆、佐藤心結らがスコアを伸ばして上位に進出。みんなのゴルフダイジェスト編集部員プロゴルファー・中村修が現地からレポートをお届け。

午前中は曇り空に21度と過ごしやすい天候でスタートしました。岩井明愛選手について歩くと、スタートの10番でティーショットを右のラフ、2打目をグリーン手前の左ラフに打ち込みましたが、ピン手前4メートルのパーパットを決めパーでスタート。すると2番、3番とバーディを奪い独走態勢かと思われましたが、ラフの深いセッティングにスコアを伸ばしきれない展開が続きました。それでも最終9番ホールのパー3でバーディとし70で終えトータル8アンダー暫定2位となっています。(16時0分現在)

画像: ショットが復調しつつある稲見萌寧は67でプレーし暫定4位タイで2日目を終えた

ショットが復調しつつある稲見萌寧は67でプレーし暫定4位タイで2日目を終えた

他に午前スタートでは、3アンダースタートの稲見萌寧選手が前半で3つバーディを奪いスコアを伸ばします。今週の月曜日にヒントをつかんだというショットは日を追うごとに向上し、距離感も方向性も高まってきていて「あとはパットだけ」と帯同するパット専門コーチの小暮広海コーチも手を尽くしています。

画像: 水曜日の練習場でインパクトバッグを叩く稲見萌寧

水曜日の練習場でインパクトバッグを叩く稲見萌寧

稲見選手は、グリーンの傾斜を足裏で感じ、指を立てる本数やひじを曲げる角度でラインを読むエイムポイントを導入していますが、「グリーンのスピードと読みが、わずかにずれていたので修正しました」と小暮コーチ。5バーディ2ボギーの69でプレーしトータル6アンダー暫定4位タイで終えました。ショットはかなりの手応えを感じているようなのでパットさえ決まってくるとビッグスコアにつながる雰囲気が出てきました。週末のプレーに注目していきましょう。

画像: エイムポイントの見方を、グリーンのスピードとマッチさせる修正に取り組みパットが改善した

エイムポイントの見方を、グリーンのスピードとマッチさせる修正に取り組みパットが改善した

そして午前組の中でベストスコア66を叩き出したのは、最終組の山下美夢有選手と同組の桑木志帆選手。ショットでピンにビタビタとつけ、バーディチャンスを量産しました。幾つか外していはいましたが6バーディ・ノーボギーと納得の内容でした。

プロになって初めて同組になった山下選手のプレーを見て「スウィングも無駄がないし、すべてピンに絡んでいく感じ。昨日、今日と勉強させてもらおうという気持ちで回っていて、それに引っ張られて、いいスコアになったと思います」と桑木選手。

画像: リランキング1位で前半戦を終え、プロ入り後初の山下美夢有との同組で刺激を受けた桑木志帆は66を叩き出し暫定4位タイで週末を迎える(左)

リランキング1位で前半戦を終え、プロ入り後初の山下美夢有との同組で刺激を受けた桑木志帆は66を叩き出し暫定4位タイで週末を迎える(左)

「リズムが変らない。プレーも淡々と速い点を見習いたい」と学びを得た桑木選手は初優勝を目指して週末を迎えます。

山下美夢有選手は朝からコーチを務める父・勝臣さんとスウィングをチェックしたこともあり、ショットが改善。5バーディノーボギーの67で暫定4位タイで決勝ラウンドに向かいます。

午後組は申ジエ選手がスコアを11アンダーまで伸ばし首位に、岩井千怜選手も4アンダーまで追い上げて来ています。混戦模様の週末を抜け出すのは誰になるでしょうか。引き続き注目していきましょう。

※順位、スコアは2023年6月23日16時5分時点のものです。

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