最新のミニドライバー「バーナーミニ」が売れているという。そこで、自身も小ぶりドライバーを愛用するギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人に、ミニドライバーのメリットについて聞いてみた。
画像: 304㏄、43.5インチの最新ミニドライバー、テーラーメイドの「バーナーミニ」

304㏄、43.5インチの最新ミニドライバー、テーラーメイドの「バーナーミニ」

他の番手と同じフィーリングで打ちやすい

クラブフィッター小倉です。今回は、ミニドライバーを取り上げます。ミニドライバーとは、文字通り、一般的なドライバーより小さく短く設定されたドライバーと3Wの中間に位置するクラブです。昨今のドライバーは460cc、45.5インチ前後に設定されているモデルが多いですが、最新のミニドライバーであるテーラーメイド「バーナーミニ」ドライバーは304cc、43.5インチに設定されています。

テーラーメイドは、このミニドライバーを定期的に販売しています。大型ヘッドが全盛期の現在に、なぜこんなクラブが作られるのでしょうか。理由は、需要があるから、売れるからです。現に発売されているバーナーミニドライバーの売り上げは好調のようで、ちょっとした話題になっています。何を隠そう私も前作の300ミニ、現行のバーナーミニをそれぞれ購入しています。なぜ小さいドライバーが売れるのか、どんなところが良いのかを個人的な考察としてお話ししたいと思います。

昨今のドライバーは、ヘッドが大きく設計され、芯を外しても曲がりが少なく、飛距離ロスが少なくなるように設計されています。しかし、そのミスへの強さを実現するために、ヘッドの重心位置が長く深くなっており、他のクラブとかけ離れた設計になっています。これは、ティーアップして使用し、安定した飛距離を求められるドライバーと、主に芝の上から使用し、一定のエリアを狙う他のクラブとの役割の違いから生まれたものです。しかし、完全なライから打てるドライバーだけが極端に大きくなり、他のクラブとの振り心地の差は大きくなりました。

さらに他のクラブは、クラブ間の長さの違いが半インチずつ程度なのに対し、ドライバーだけが、2インチ以上も長くなっています。つまりドライバーだけが他のクラブとかけ離れ、独立したクラブに進化しているのです。ゴルフというスポーツが、ドライバー1本で行うスポーツであったら間違いなくそういったドライバーのほうが重宝されると思うのですが、14本のクラブを使い分けるゴルフは、クラブのつながりが重要だと感じています。

練習量が多く確保できるゴルファーなら、ドライバーとそれ以外のクラブの振り心地の違いを埋めることができると思いますが、なかなか練習量が確保できないゴルファーにとっては、いくら物理的にやさしいドライバーであっても、他のクラブと同じフィーリングで打ちづらいドライバーを使いこなせないゴルファーはたくさんいるはずです。

そういった現代のドライバーが難しい、うまく打てないと感じている方に有効なのがミニドライバーです。3Wとつながりが良く、飛距離も出る長さの43.5インチ、ヘッドサイズは304ccと聞くとかなり小さく感じますが、フェース厚が薄く、投影面積がそれなりにありますし、通常のドライバーと比較すると短めの長さということもあり、そこまで小さくは感じません。スウィングすると短さとヘッドが小さいことによる短め浅めの重心位置により、軽やかに振り抜けます。

絶対的な飛距離やミスへの寛容性は通常のドライバーにはかないませんが、ボールのとらえやすさ、狙ったところへの打ち出しやすさはミニドライバーのほうがすぐれていると私は思いますね。すでにミニドライバーを購入している方々は、通常のドライバーよりも飛ぶだろうと思っているわけではなく、扱いやすさを求めて入手しているのだと思います。

ドライバーが苦手と感じている人は、ミニドライバーを試してみる価値はあると思いますよ。もちろん、絶対的な飛距離が欲しいなら通常のドライバーを練習しましょう!

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