敦賀国際GC開催の納涼祭イベントは完全予約制で8月16日開催
福井県にある敦賀国際GCが「とうろう流しと大花火大会鑑賞納涼祭」を開催する。
同大会はこれまで73回の歴史を数える。僧侶の読経とともに3色の灯篭約6000個が敦賀湾最奥部となる気比の松原海岸に流され、荘厳な中に北陸髄一と称される花火が夜空に華やかさを演出する。
19年は雷雨、20年以降はコロナ禍のため中止が続いていたが、5年ぶりの開催となる。8月16日(水)の予定。
会場の至近にあるのが敦賀国際GCで、同大会に合わせて独自の納涼祭を実施するというのだ。これまで10回以上を数え、5年ぶりの開催となる。
同GCは1962年開場で、県内屈指の歴史を誇る。敦賀市のシンボル、野坂山の中腹に位置し、敦賀市内と敦賀港を一望できる立地にある。
日本ゴルフ黎明期を飾ったプロ、安田幸吉の手による設計のルーティングには無理がなく、自然の地形を生かした造形は評判が高い。このイベントを催す意義を、同GC支配人である渡辺信幸氏は、
「地域貢献と同時に、住民と観光客の交流の場として始めました」
と話す。
完全予約制で指定席(定員100名)、自由席(定員80名)を用意。食事は観覧弁当に加え、屋台ではステーキや天ぷら、わんこ蕎麦にうどんなどを、飲み放題のソフトドリンクバーとともに提供。
18年まではバイキング方式にしていたが、コロナ禍を経て、感染防止の観点から弁当をメインにしつつもできたての料理も楽しめるようにしたという。
花火観覧といえば駐車場や座る場所などを巡って争奪戦が繰り広げられるのが普通。
しかし予約制ならば、それらの心配はまったく無用。ゴルフ場の"スケール"は、知恵を絞ればまだまだ活用できる余地があるのだろう。
※週刊ゴルフダイジェスト2023年8月15日号「バック9」より