ギアに関する気になることや疑問を、試打をしながら調査する「ギア王チャンネル」。今回のテーマは「昔のドライバーを打って、現代のドライバーの進化を実感してみよう!」というもの。ギア王チャンネルの菊地編集長が、自身が実際に使っていたドライバーも含め、過去の“名器”と称されるドライバーを集めて試打。編集長本人の個人的な趣味もだいぶ入っていると思われる今回の企画、その調査結果やいかに!
球が強い! やっぱり「300S」って飛ぶのかな・・・
今回6本の歴代ドライバーを準備し、古い年代から試打をスタート。飛距離などの試打データは動画で確認いただくこととして、編集長は歴代の名器ドライバーを打って改めてどう感じたのか。
元祖メタル、ジャンボ尾崎復活の立役者
テーラーメイド ツアープリファード(1986年)
「ボールの幅しかフェース面がないぐらいヘッドが小さいし、重い。芯を食っても200Y飛ばすのがやっとでした。よくこんな小さなヘッドでゴルフしてたな、というのが正直なところ」
タイガーも愛用した硬派なモデル
タイトリスト 975Dチタン(1997年)
「長いホーゼルにスルーボア構造でシャフト先端部のしなりがかなり抑制されるドライバーで基本的に右に行く性能。PGAツアーの選手がこぞって使ったドライバーらしく、改めてそのハードさを実感しました」
ヘッド体積300cc時代へ
キャロウェイ ビゲスト ビッグ バーサ(1997年)
「確率を求めるタイプのPGAツアー選手に人気でした。975Dと同年代のクラブですが、こちらは対照的に楽につかまるし、上がる。打球音も澄んでいて心地よいですね。キャロウェイのDNAである“やさしさ”が色濃く、安心して構えられます」
契約外のプロも“われ先に”と飛びついた
ミズノ 300S(1999年)
「ヘッドは投影面積が小さくて、構えると緊張感がありますが、打球はとにかく強い! ロフトが9度ということもありますが、バックスピンも少なく飛距離もかなり出ました。飛距離だけならいま使いたいレベル」
今も君臨する王様クラブの初代モデル
ダンロップ ゼクシオ(2000年)
「今年、13代目が出るであろう王様ドライバーの初代。音はさすがのゼクシオサウンドで爽快感満点。Rフレックスのシャフトでも打ちやすく距離もしっかり出ていた。今となっては小ぶりなヘッドだけれど、やっぱりいいドライバーだなぁ、と実感」
大慣性モーメントの先駆け
ナイキ SQ[サスクワッチ](2007年)
「一気に大きくなって460ccモデル。ヘッドが大きいので安心感があり多少芯を外しても飛距離が落ちない。ただ今の460ccと比べるとつかまり度合いはいまひとつで、右に滑る球が多かった。その点でも今のクラブの進化を強く実感!」
「改めてドライバーの進化をはっきりと感じた」という菊地編集長。気になる各モデルの飛距離やスピン量などの数字は動画『ギア王チャンネル』で確認できるので、ぜひぜひご覧ください!