"ゴルフ日本一の町"に名乗りを上げる第三勢力が現れ、町が「まちまるごとゴルフ大会」を主催する。その町とは、静岡県にある東伊豆町。それにしても何が日本一なのか?
画像: 町おこしの舞台となる稲取GC。イベント予約は「https://machimarugolf2023.peatix.com/」をチェック

町おこしの舞台となる稲取GC。イベント予約は「https://machimarugolf2023.peatix.com/」をチェック

「町民のゴルフの腕前が日本一…」(稲取GC支配人)

これまで"日本一"をキャッチフレーズにしている市町村で、全国的に名高い2つの市を挙げてみよう。

千葉県市原市と兵庫県三木市だ。

市原市は市内に32クラブ33コースを保有し、ゴルフ場面積が市の11%を占める。このゴルフ場数は全国市町村の中でトップ。

三木市は市内に25カ所のゴルフ場があり、これは西日本一の数だ。さまざまなイベントが一年中行われていて、市役所の中に「ゴルフのまち推進課」が設けられている。

行政が中心となり、ゴルフが市の重要産業の一つとして成立している。

さて、東伊豆町の場合は? これまで町おこしの一環として町民との交流を目的とした大会を年2回行ってきた。今回で66回目を数えるという。

その初期の頃、参加する老若男女ゴルファーの平均スコアが90を切った。直近でも町民人口の1%にあたる100人以上が参加し、平均スコアが100を切ったというのだ。

「これまで直方(福岡)、野田(千葉)、多摩(東京)、草津(群馬)、中之条(群馬)といった全国の各市と60名ずつの対抗戦をやってきましたが、いまだ無敗なんです。これなら町民のゴルフの腕前が日本一といえるのではないかと。シャレも含めました(笑)」(稲取GC支配人・村木浩之氏)

同町でも多くの自治体が抱える人口減少、少子高齢化、地域衰退など問題は多い。

そこで同町に関わる関係人口を増やそうと、21年度よりワーケーション推進事業「まちまるごとオフィス東伊豆」プロジェクトを立ち上げた。

3年目となる今年は、首都圏で働くワーカーと町民との交流を目的とした「まちまるごと――」を企画し、参加者の募集を開始したというわけだ。

それには"日本一"の看板が欲しかった?

開催コースは稲取GC。同GCは北に天城連山、南に伊豆七島を望む景観美が自慢の36ホール。

人気旅館とコラボしたゴルフ場送迎付き宿泊プランも用意されている。

開催日は10月14日で募集人員は80名(うち東伊豆町民40名)。締め切り日は9月30日。申し込み先は写真に記したイベント予約サイトにて。

18ホールズストロークプレーのぺリア方式で順位を決定する。東伊豆町ならではの豪華賞品を用意するという。

ローカル色豊かな地域貢献のゴルフ大会、これからも増えていくに違いない。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年9月5日号「バック9」より

This article is a sponsored article by
''.