プロに入る前の女子プロの初々しい姿をプレーバック
◆9歳の西村優菜
小3で出場したエキシビション「リトルジュニアの部」で手にしていたパターはオデッセイ『ホワイト・ホット#7』。
このころから”角マレ”が好きだったようだ。
今年から挑戦の米ツアーでも大きな武器になっている。
◆12歳の勝みなみ
黄金世代のフロントランナーも小6でGDジュニアデビュー。
プレーオフで惜しくも2位だったが、その実力の高さを見せつけた。
この4年後のバンテリンレディスで、15歳の女子ツアー史上最年少優勝を飾った。
◆11歳の稲見萌寧
賞金女王になった2020-21年の初優勝はGDジュニアカップ開催コースの東名CCで行われたスタンレーレディス。
その10年前のGDジュニアで東名CCをラウンドした経験が優勝に貢献しているかも?
◆13歳の岩井姉妹
姉妹で14年から20年まで7年連続参加。千怜のほうがGDジュニアカップとの相性が良かったようで、15~17歳の部で3連覇を達成。
プロに入ってからは千怜がツアー3勝、明愛が1勝と、勝利数は妹がリード。
今年のメルセデスランクと賞金ランクは、明愛が3位、千怜が4位と、姉が一歩リードしている。
◆13歳の上田桃子
ニトリレディスで最終日ハーフを終えてトップに並びながら悪天候による中止で幻の優勝に終わった上田桃子。
37歳にしてトップに君臨する強さはこの時代から培われた。
GDジュニアでは、坂田塾生の代名詞的存在だった上田は第2回、第3回大会に出場。
どちらも坂田塾先輩の青山加織に次ぐ2位に終わったが随所に光るプレーを見せ、坂田塾生ワンツーフィニッシュに貢献した。
◆14歳の菅沼菜々、12歳の西郷真央、15歳の鶴岡果恋
GDジュニアカップからプロになった選手が多いとはいえ、著名なプロ3人が同組になることは珍しい。仲良し同学年コンビに、2学年下の西郷が笑顔の3ショット。
先日のNEC軽井沢で初優勝を飾り”自称アイドルゴルファー”として人気の菅沼と度々ビジュアル系プロと話題に上がりジュニアカップで優勝経験を持つ鶴岡に、Catでは惜しくもプレーオフで敗れたものの復調気配の西郷という話題の3人がそろい踏み。
貴重な一枚が撮影できるのもジュニアカップならではだ。
◆15歳の川﨑春花
「将来の夢はみんなに愛されるプロゴルファー」との優勝コメントどおり、女子ツアーでも記録と記憶に残るゴルファーに成長。
昨年は、メジャー大会の日本女子プロ選手権で初優勝を飾り、2勝を挙げた。
◆9歳の植竹希望
かつては小3までを対象にエキシビションとして「リトルジュニアの部」があり、その07年第10回大会で優勝したのが小3の植竹だった。
15年後の22年、バンテリンレディスでツアー初優勝を飾った。
◆14歳の金田久美子
99~03年の5年連続出場で優勝3回、トップ10が2回と抜群の成績を残した。
明るい性格でジュニアゴルファーの中心だった。
GDジュニア初出場から23年後、樋口久子 三菱電機レディスで涙の復活優勝を飾り、ファンに感動を与えた。
◆14歳の渡邊彩香
小5で東名CCが主宰するジュニアアカデミーに入ったのがゴルフとの出合いという渡邉は「この大会が競技デビューでした」と言う。
208年大会は前週に日本ジュニアを勝ち、2週連続優勝だった。
22年には、ほけんの窓口で2年ぶりのツアー5勝目を挙げた。
◆17歳の永井花奈と林菜乃子
レビュラーツアーで活躍中の2人はともに当時高校2年生。いまとウェアやキャップは違うが、可愛い笑顔はほとんど変わらない。
プレーオフでも緊張せず楽しむ2人のメンタルはすでにプロ級だった!?
◆13歳の木戸愛
当時から長身でフォトジェニック。
GDジュニアで、自身の優勝はなかったが、妹・侑来は10年に高校年代で優勝。
愛は女子ツアーで12年に初優勝を飾っている。
◆17歳の青木瀬令奈
飛距離ではなく正確無比なドライバーショットは当時もいまも変わらない。
女子レギュラーツアーに出始めた高2を除き、小4~高3までに8回出場した。
PHOTO/ゴルフダイジェスト社写真部
※週刊ゴルフダイジェスト9月5日号「ジュニアカップ大全~みんなココから羽ばたいた」より一部抜粋