ホライゾンアイルランドオープン最終日に池ポチャ4発で優勝を逃したローリー・マキロイだが、大会前7歳の少年の夢を叶えていた。
画像: ローリー・マキロイが運転するカートで一緒にコースの視察を行ったマイケル・ホーガン君(Photo/Getty Images)

ローリー・マキロイが運転するカートで一緒にコースの視察を行ったマイケル・ホーガン君(Photo/Getty Images)

少年の思い出作りに貢献したローリー・マキロイ

3日目を終え単独3位につけると、「(優勝の)チャンスはある」と地元での大会2勝目に自信をのぞかせたが、3ホールで4回池に入れて万事休す。16位タイに終わり、無言で会場を後にした。しかし彼は試合前に行われたプロアマで、脳腫瘍と闘うマイケル・ホーガン君にプライスレスなプレゼントを贈っていた。

ホーガン君の夢は、憧れのヒーロー(マキロイ)からビデオレターをもらうこと。だがプロアマで彼が体験したのは、その夢をはるかに超えるものだった。大会の公式チャリティパートナー『メイク・ア・ウィッシュ・アイルランド』の計らいで、憧れの人のキャディ兼プレーイングパートナーを務めることになったのだ。

キャディをしたのは1ホール(9番)だけだったが、一緒にヤーデージを確認し、グリーンの傾斜をチェック。さらにはマキロイが運転するカートでコースの視察まで行った。

「子供のためのチャリティ活動に参加すると、いつも心が満たされます」と笑顔のマキロイ。

憧れの人が使っているパターのレプリカ(シャフトは少年用に短くカット)をプレゼントされた少年は、「お父さんにはいつも僕がパターを強く打ちすぎると言われるんです。『もっとソフトに打ちなさい』って」。これに対しマキロイは、「僕がアドバイスするよ」とレッスンまで買って出た。

「幸運なことに、僕は健康な女の子に恵まれましたが、世界には子供の健康のために必死な思いをしている親御さんたちがいます。その姿を見ると、改めて自分がいかに恵まれているか、感謝の気持ちでいっぱいになります」

少年の思い出づくりに貢献したマキロイは、その足でライダーカップの開催地イタリアに飛び、月末の開幕に備えチームメイトとともに舞台のマルコ・シモーネG&CCで練習に取り組んでいる。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年10月3日号「バック9」より

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