「世界で最も高額なプレー代」と言われるラスベガスのシャドークリークGCが、この10月からさらに値上げする模様だ。
画像: PGAツアー「ザ・CJカップ」(写真は2020年)が開催されたラスベガスにあるシャドークリークGC(PHOTO/Getty Images)

PGAツアー「ザ・CJカップ」(写真は2020年)が開催されたラスベガスにあるシャドークリークGC(PHOTO/Getty Images)

プレー代が2番目に高額なのは、ペブルビーチGLの625ドル

PGAツアー「ザ・CJカップ」などが開催されている同クラブ。

19年には600ドルだったプレー代は、21年に1000ドルへと値上がりしていたが、米ゴルフダイジェスト誌によれば、コース改修後に再オープンとなる10月18日以降は1250ドル(約18万5000円)まで跳ね上がるとか。

もともと同GCは、ラスベガスのハイローラー(超高額の賭けをするギャンブラー)が昼間の息抜きをするために造られたコースで、プレー代など”あってないような”ものだった。

基本はプライベートコースなのだが、MGMグランドホテルの宿泊者であれば、月~木曜の4日間で1日数組(一説によれば2組8名までとか)に限り、リムジン送迎付きでラウンドが可能だという。送迎代やキャディ料金、ランチなどはプレー代に入っているようだ。

かつて、それまでラスベガスで数千万円の金を費やしたジョン・デーリーが成績不振に陥っていたとき、無料のスイートルームが用意されていなかったことに怒りをあらわにしたことがあったが、稼げる人間には最高のサービスを提供する、ラスベガスとはそういう世界?

ちなみにプレー代が2番目に高額なのは、ペブルビーチGLの625ドル。もっともキャディ料金や軽食代を含めると800ドルにはなるというし、そもそも予約を入れるためには、指定の宿泊場所に泊まらなければならない。

3つある指定の宿泊施設は、最も安いタイプで920ドルからあるが(それでもかなりの高額……)、さらに2泊以上の滞在が条件。

ちなみに米ゴルフダイジェスト誌のアメリカベストパブリックコースでトップがペブルビーチで、シャドークリークは5位となっている。

パブリックという言葉は公衆、大衆といった意味だが、特にこの2コースは"大衆"の概念にはほど遠い?

※週刊ゴルフダイジェスト2023年10月10日号「バック9」より

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