ドナルド主将は、選手たちから続投を熱望された
まず欧州チームは、最大4ポイント(4勝1敗0分/以下4-1-0表記)を挙げたローリー・マキロイがA+。
負けなしのジョン・ラーム(2-0-2)、さらにはビクトル・ホブラン(3-1-1)、トミー・フリートウッド(3-1-0)、ティレル・ハットン(3-0-1)がA評価。
健闘したのはルーキーの23歳ルズヴィ・アバーグ。2勝2敗ではあるが、ホブランとのペアでスコッティ・シェフラー&ブルックス・ケプカを9&7という大差で破り、相手にダメージを与えたインパクトはA-に値する。
43歳のジャスティン・ローズ(1-1-1)は「チームのため」を貫き、2日目には劣勢から引き分けに持ち込んだ功績も大きくB+。
ローズと組み、ポイントを稼いだロバート・マッキンタイア(2-0-1)もB+。
マシュー・フィッツパトリック(1-2-0)はC、チームを盛り上げたシェーン・ローリー(1-1-1)はB。
セップ・ストラカ(1-2-0)はC、ニコライ・ホイガード(0-2-1)がD。
米チームでA評価はマックス・ホーマ(3-1-1)とパトリック・カントレー(2-2-0)だけ。
カントレーは2ポイントにとどまるも、2日目に12メートルをねじ込みマキロイ組を撃破。その1発がチームの闘志を奮い立たせシングルスでの互角の戦い(5-5-2)につながった。
もっとも評価が低かったのは世界1位のスコッティ・シェフラー(0-2-2)と人気1位のリッキー・ファウラー(0-2-0)で落第点のF。
期待を裏切ったコリン・モリカワ(1-3-0)とジョーダン・スピース(0-2-2)はD。
キャプテンピックで選ばれ賛否両論だったジャスティン・トーマス(1-2-1)はシングルスで貴重な勝利を挙げB評価。A級戦犯の汚名は免れた。
試合後の会見で選手たちから続投を熱望されたドナルド主将。急きょ重責を担わされたが選手たちの心をつかみ、勝利に導いた采配は特A評価だ。
敗戦の将ザック・ジョンソンはCまたはDが適当!?
※週刊ゴルフダイジェスト2023年10月24日号「バック9」より