ダンロップ「ゼクシオ」のニューモデルと思われるクラブがツアー会場に登場しました。練習日の火曜日に契約選手が続々とテストを開始、早速好感触を得ていました。
まだメーカーからの正式なインフォメーションは明かされていないので、詳細なテクノロジーについては不明ですが、選手のコメントを元に紹介します。
ツアー会場で見た様子では、新しい「ゼクシオ」も、これまで通り「ゼクシオ」と「ゼクシオX」の二つのモデルが存在するようです。「ゼクシオ」はネック調整機能なしですが、「X」には装着されている点も踏襲されています。
それでは「ゼクシオ」から見てみましょう。ダウンスウィングでヘッドのブレを低減する、前作で「アクティブウィング」と呼んでいたクラウンの凹凸が2段に進化しているようです。
フェース面積も広がり、フェース上部からクラウンにかけての湾曲も強調されているように見えます。
「ゼクシオ」をテストした青木瀬令奈選手は、「球が上がりやすいのにスピン量が増えすぎないので、飛距離につながりますね。打感も硬過ぎず良い感じです」(青木瀬令奈)
続いて「ゼクシオX」の新作と思われる「X」を見てみましょう。こちらも二段の凹凸が入り、フェース面積の広さ、フェースからクラウンにかけての湾曲も強調されているようです。
「ゼクシオ」に比べて精悍な顔つきも前作同様になっています。青木選手はロフトと長さ違いの8本をテストしていましたが、最終的に各モデルの1本ずつの2本に絞り込むものの、どちらにするかかなり迷っていた様子でした。
それだけ二つのモデルの持つ特徴が捨てがたいのでしょう。「ゼクシオ」のほうが「X」に比べて多少つかまりは良いと話してました。
スリクソンのドライバーを使用する小祝さくら選手も「X」をテストしましたが、曲がり幅の少なさに驚いた様子。
あまり期待していなかったのか、打つ度に「意外と良い」と小祝選手らしい表現でした。小畑キャディもミスの少なさ、曲がり幅の少なさに感心しきり。翌日のプロアマ大会の9ホールで使ってみると話していました。
曲がり幅が少ないということは、ミスヒットに強く芯が広いということ。プロにとっても恩恵があるのなら、アマチュアゴルファーにとっても大きな進化を感じられそうですね。
明日の初日にバッグインする選手が現れるか、注目してみましょう。