「棒高跳びのピット」は金メダリストへ譲られた
フロリダ州ジュピターアイランドでタイガー・ウッズの隣に住むリッキー・ファウラーは、自宅に「棒高跳びの設備がある」と打ち明けた。実は彼の妻アリソンさんは、10代の頃から将来を嘱望された棒高跳びの選手。
ロンドン五輪の候補に挙がったこともあるが、出場権がかかった大会で決勝進出を逃し、夢は叶わず。その後抜群のルックスを買われ、ナイキやGo Proなどでスポーツモデルを務めた経験もある。
19年にファウラーと結婚し、第一子が誕生してからは跳ぶことはなくなり、棒高跳びのピットは最近、ある有名人のもとへと旅立った。
その真相がわかったのは、意外にもライダーカップが行われたローマでのこと。会見で記者がファウラーに男子棒高跳びの世界記録保持者アルマンド・デュプランティスとゴルフをした件について質問すると、ファウラーは設備の行方も明確に説明したのだ。
「妻はアルマンドに注目し、尊敬してきました。自身が持つ世界記録を更新し続ける彼は素晴らしい。フロリダの自宅には妻が使っていた棒高跳びの設備があったけれど、もう我が家には必要がなくなったので、アルマンドと彼の兄弟に譲ることにしました。それが今、ルイジアナ州にある彼の家に置かれています」
アメリカ生まれスウェーデン人の棒高跳び選手である23歳のアルマンドは、東京オリンピックでも金メダルを獲得した棒高跳び界の若きレジェンド。兄弟がフロリダまで直々に設備を取りにきたとき皆でゴルフをしたそうで、
「彼らはゴルフに関しても才能がある」とファウラー。アスリート同士の交流は想像しただけでも楽しそうだ。
ちなみにライダーカップの前夜祭に登場したアリソンさんのミラーボールのようなドレスはひときわ目を惹いた。さすが元モデル!
※週刊ゴルフダイジェスト2023年10月27日号「バック9」より