ZOZOチャンピオンシップが今年一番のモチベーション
欧州ツアーから一時帰国し、先週開催された日本オープンに出場した久常涼は、今週開催の「ZOZOチャンピオンシップ2023」に推薦で出場。
「去年悔しい終わり方だったので、今年のモチベーションはずっとこの大会のためだったので、出させていただいてありがたいですし、結果で返せるように頑張りたいです」
と、ZOZOチャンピオンシップへの想いは強い。
「去年の悔しい終わり方」とは、最終ホールをパーで上がればトップ10に入り、2週間後のPGAツアーの出場権を手にできる状況で、パー5の3打目をミスしてボギーフィニッシュし、12位に終わり涙した結果だった。
17日にZOZOの練習ラウンドを終えた久常は、千葉県の習志野CCから都内で開催のイベントに参加した。
『TaylorMade』×『Oracle Red Bull Racing』との共同プロジェクトにより誕生した『Speed Craft Collection』(スピード・クラフト・コレクション)のPRイベント。
「ステルス2プラスドライバー」にF1マシーンの疾走感と躍動感を融合した鮮やかなデザインがほどこされた限定モデルだ。
久常はそのドライバーを握り、イベント参加者らとドラコン対決に臨んだ。
限定モデルにも手応えを感じた久常
DPワールド(欧州)ツアーでのドライビングディスタンスは17位と飛ばし屋の久常。
インドアでも340ヤード超えを連発し、‟ニュードライバー”に手応えを感じた様子。「メチャメチャカッコいいです。試合でも使いたいくらい。時期やいろいろあるから、すぐには替えられなけれど……」。
と欧州ツアーで優勝したエースドライバーの「ステルス2プラス」から、今後同じ『Speed Craft Collection』の限定モデルに乗り換える可能性もありそう。リップサービスではなく、やや本気モードで示唆した。
また、ZOZO大会を含め、今後の目標を久常に聞いた。「ZOZOでリベンジするのもそうですが、ヨーロッパは最終戦が1カ月後にあり、最終戦まで進められそうなので、そこで結果を出したいです。そして、PGAツアーに行けるチャンスに近いところにあるので、そこを目指して頑張りたいです」
欧州、日本、米国と、世界を見据えた久常の飛距離とドライバーに、今後も注目が集まりそうだ。