1試合平均約4億円弱を獲得。”コスパ高い”テーラー・グーチ
グーチは今季13試合で3勝、トップ10に5回入り、個人戦でおよそ1500万ドル(約22億円)を獲得。加えて個人タイトル(年間王者)にも輝き、1800万ドル(約27億円)のボーナスをゲット。わずか13試合で50億円近くを稼ぎ出したのだから驚きだ。
PGAツアー時代のグーチは123試合に出場し、1勝で生涯獲得賞金は925万ドル(約14億円)。その約3.5倍の額を今季すでに手にしたことになる。
ちなみにポイントランク2位はキャメロン・スミスで、ケプカには、ジェッダ大会の優勝賞金400万ドル(約6億円)プラス400万ドルのボーナスが支給された。
昨年年間王者に輝いたダスティン・ジョンソンはフォーブスのもっとも稼いだアスリートベスト10にランクインしているが、来年もLIVゴルファーがランクインするかも。
PGAツアーの今季賞金ランク1位はスコッティ・シェフラーで2100万ドル(約31億円)。フェデックスカップボーナスを加算すると、1位はビクトル・ホブランで3200万ドル(約47億円)。最終戦で惨敗したシェフラーは2300万ドル(約34億円)にとどまった。
こちらも凄いが、グーチのコスパには及ばない。とはいえこれは税引前。シーズン初めにグーチが優勝したときにはオーストラリアの税制が適用され、「47.5パーセント源泉徴収されてがっかり」とSNSに投稿している。
LIV勢に世界ランキングのポイントを与えるよう訴えたLIVの申請は、公式世界ゴルフランキングの理事会で満場一致で却下された。「48人の限られたメンバーによる54ホールのイベントにポイントを付与するのは適当ではない」とピーター・ドーソン会長。とはいえ世界ランキングに入れなくても年間50億稼げば、名誉など必要ない?
※週刊ゴルフダイジェスト2023年11月7日号「バック9」より