公式発表はまだないが、LIVゴルフの来季スケジュールが見えてきた。2月にメキシコからシーズンが始まるようだ。気になるPGAツアーとの統合計画はどうなっているのだろうか?
画像: 来季のスケジュールは見えてきたLIVゴルフだが…(Photo/Getty Images)

来季のスケジュールは見えてきたLIVゴルフだが…(Photo/Getty Images)

来年のLIVは基本的に今年同様というのが大方の予想

まだ公式発表はないが、米ゴルフダイジェスト(米GD)とスポーツイラストレイテッド(SI)が明らかにしたところによれば、2月2日から4日にメキシコのマヤコバでシーズンをスタートし、個人戦の最後は9月に韓国で、最終のチーム戦はテキサスのダラスで開催される模様だ。

「24年に入るにあたって、私たちは全てのスケジュールを立てた。いくつかの場所はこれまでもプレーしたが、異なった地域の会場も少なからずある」とG・ノーマンは米GD誌に語っている。

公式発表がない理由は、サウジアラビアの政府系ファンド「PIF」とPGAツアーとの交渉のデッドラインが12月31日に控えているからだろう。テレビ視聴者数は低迷しているというし、豪州GD誌が伝えたところによれば、先のマイアミ大会で開催された最終チーム戦で、ラスベガス最大のブックメーカーの(賭けの)チケット販売数はなんと1枚だけ。意外なほどの伸び悩みが明らかになっていることから、合意内容は今のLIVにとって非常に重要なものとなっている。

しかし、あるLIVのオフィシャルがSI誌に語ったところによると、「(統合に関し)あまりに多くの問題がある」としており、デッドラインを延長するか、そうでなければ統合計画が破棄される可能性もあるとしている。

PGAツアーにとって、PIFとの統合は資金面でのメリットは大きいが、「T・ウッズがPIFに代わる投資先を探し出し、PIFとの交渉をなきものにしようとしている」とも伝えられている。実際、フェンウェイスポーツグループやIMGの親会社などがPGAツアーの新スポンサーに名乗りを挙げている。

来年に関しては、基本的にLIVは今年同様というのが大方の予想。ただ問題はその後で、PGAツアーとPIFとの交渉が決裂すれば、2年後、3年後のLIVがどうなるのかわからない。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年11月14日号「バック9」より

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