全米プロの活躍で一躍有名になったタイガーと同世代のクラブプロ、マイケル・ブロック。これまでさまざまな話題を提供してきた47歳が、今度は子供たちのラウンド補助金を集めるため、歩いて100ホールを回るマラソンプレーに挑戦する。
画像: 「ゴルフに恩返しするため、"100ホールハイク"に参加します」と自身のインスタグラムに投稿したブロック

「ゴルフに恩返しするため、"100ホールハイク"に参加します」と自身のインスタグラムに投稿したブロック

全国の子供たちのゴルフを始めるきっかけ作りに貢献

激動の23年を振り返り、

「コース内外で忘れられない瞬間がたくさんあった。素晴らしい1年だった」

とインスタグラムで総括したブロック。

「確かなのは、ゴルフがなければどれも不可能だったということ」

とつづり、

「そんなゴルフに恩返しするため、"100ホールハイク"に参加します」

と表明した。

これは『ユース・オン・コース』(若者をコースへ)というイベントで全米の子供たちが5ドル以下で2000のゴルフ場をプレーできるよう、ラウンド補助金を集める目的で行われる。

06年にカリフォルニアで始まった『ユース・オン・コース』は、これまでに200万ドル(約3億円)の奨学金を若い世代に提供。

今回ブロックが参加する慈善ハイキングを通じ、160万ドル(約2億4000万円)を集め、全国の子供たちのゴルフを始めるきっかけ作りに貢献。スポーツの足場を固める活動に尽力している。

今回は11月13日にペブルビーチ周辺でのプレーとなる。カートは使わず徒歩で100ホール(約5.5ラウンド)プレーするのはかなり大変なチャレンジだが、ブロックは

「若いゴルファーに手頃な料金でゴルフできるようにしたい」

と張り切っている。

大口を叩いてバッシングを受け、心ない誹謗中傷の的になることもあるが、根っこの部分はゴルフを愛してやまない普通のおじさん。

臆することなく何事にもチャレンジする前向きな姿勢は見習うべきものがある。

ローリー・マキロイと同組で回った全米プロ最終日、15番ホールでカップに直接飛び込むホールインワンを披露したのは記憶に新しいが、"持っている男"が今後もゴルフ界を盛り上げる。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年11月21日号「バック9」より

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