グリップが変わるとスウィングも変わる
ゴルフは本当に不思議なもので、フェースを返したほうがうまくいく人もいれば、フェースを返さないほうがうまくいく、といったように理論が真逆の方がいらっしゃいます。一体どっちが自分には合っているのか……悩んでしまいますよね。
そんな時は左手のグリップをチェックしてみましょう! グリップを握った時、骨格のバランスに対する適切なフェースの向きが決定します。こういった理由から、基本的にはスクエア系とストロング系のグリップの方ではやるべき動きが違ってきます。グリップが変わるとスウィングが変わる! が正解です。
アドレスで構えた時の左手のグリップを確認しよう!
目安は、左手の親指の位置です。グリップは4つに分けることができます。イラストAを参考に、左手の親指が真ん中を基準にA、ウィークグリップ。指0.5本分右を向けばB、スクエアグリップ。指1本分以上右に置けばC、ストロンググリップ。指1.5本分以上右はD、超ストロングです。
ご自身のグリップの傾向が見つかったら、次はグリップに合ったインパクトポイントとインパクト前後の動きを覚えていきましょう!
A、Bはスクエア系のスウィングの動きを目指そう!
スクエア系はインパクト前後はグリップエンドが常におへそ周辺に向いた状態でスウィングします。そのためボールを体の正面で捉え、インパクト後ではヘッドが手元を追い越した状態でインパクトを迎えます。こちらがフェースを返したほうがうまくいくタイプです。
C、Dはストロング系のスウィングの動きを目指そう!
ストロング系のスウィングは、インパクト前後でグリップがヘッドよりも先行した状態のままスウィングします。そのため、グリップエンドが左を向いたハンドファーストの状態でインパクトを迎えるのが特徴です。こちらがフェースを返さないタイプです。
これらの傾向を整理できないまま、グリップに合っていない動きを選択してしまうと大変なミスが起こってしまいます。スクエア系の人がフェースを返さない人の真似をしてしまうと捕まったボールは打てませんし、シャンクのミスだって起こってしまいます。
またストロング系の人が、フェースを返す人の真似を練習してしまうと、左に引っかかって大きく曲がってしまいます。スクエアグリップとストロンググリップでは体の使い方が正反対なのです。こういったことから、グリップが変わればスウィングが変わることをしっかり覚えておくことが大切です。
スクエア系の動きと、ストロング系の動きの2つをしっかり分けて取り組むことができれば、自分に合ったスウィングが見つかります。上記を参考にスウィングの動きを真似る時はご自身と同じグリップのプレーヤーを参考にしましょう!