多くのゴルファーが1ラウンドで一番使用するクラブはパターで、次はドライバーだろう。しかし、もし1本のクラブで18ホールをラウンドするとしたら、あなたはどのクラブを選ぶ?
画像: 5番アイアン1本で78で回ってきた欧州ツアー4勝のアンディ・サリバン(Photo/Getty Images)

5番アイアン1本で78で回ってきた欧州ツアー4勝のアンディ・サリバン(Photo/Getty Images)

クラブを1本に絞るほうが上達できる!?

というのも、欧州ツアーで通算4勝を挙げているアンディ・サリバンが11月初旬、5番アイアン1本で18ホールをラウンドしたから。場所はライダーカップが過去4回開催されたザ・ベルフライGC。

「ここで数百回はラウンドしてきた」というサリバンは、欧州ツアー初となるイベント「ジ・ワンクラブ・ラウンド」に挑戦するにあたり、「最初は7番アイアンを考えたが、飛距離などを考えて5番にした。ちょっと難しいけれど、ティーからグリーンに運ぶだけ」と欧州ツアーのウェブサイトにアップロードされた同イベントのダイジェスト動画の中で語っている。

気になるのはスコアだが、バーディなしの3ボギーに1トリプルボギーで6オーバーの「78」。393ヤードの1番パー4は不慣れなこともあり、3オン2パットのボギーだったが、大きなミスといえるのは8番パー4でのトリプルボギーのみ。3番ではピンまで25ヤードのバンカー超えという状況で、5番アイアンのロブショットを披露し、「俺は何てすごいんだ」と喜ぶ場面も。バックナインは1ボギー(残りホールはすべてパー)にまとめてきたのはさすがプロ?

もっとも上には上がいるもので、1本のクラブで回った18ホールの世界記録はサド・ダーバー氏の2アンダーの「70」で、これはギネスブックにも認定されている。これは1987年にアメリカのノースカロライナで開催された「世界ワンクラブ選手権」で記録されたもので、氏が選んだのは6番アイアンだった。

24年にアニメ化されることが決まった小誌の連載漫画「オーイ! とんぼ」の主人公である大井とんぼは3番アイアンでゴルフを覚えたのだが、もしかするとクラブを1本に絞るほうが上達できる!?

※週刊ゴルフダイジェスト2023年11月28日号「バック9」より

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