先ごろ世界の精鋭20名が集う自身主催のヒーロー・ワールド・チャレンジでの競技復帰を明らかにしたタイガーが、今度は12月16日&17日フロリダのリッツカールトンGCオーランドで開催される親子大会PNC選手権への参戦を表明した。
「ゴルフへの愛をチャーリーと共有できるのは素晴らしい贈り物であり、我々は毎年PNC選手権でプレーすることを楽しみにしています」と語ったタイガー。「偉大なゴルファーと家族と一緒の舞台で戦えるのはとても特別なことです」
21年に準優勝している大会で今回たくましくなった14歳のチャーリー君と優勝を狙うタイガーだが、今年はマスターズの第3ラウンドで足底筋膜症が悪化し途中棄権。その後手術を受け術後の経過は良好で「足首の状態は大丈夫。今は痛みもない」とショットを打つ動画をアップしている。
チャーリー君が出場するジュニアの大会でしばしばキャディを務める偉大な父は、先日4日間バッグを担いだとき「かなり足にきている。筋肉痛だ」と漏らしていたとか。
ヒーロー・ワールド・チャレンジではカートを使用することはできないが、親子大会はチャンピオンズツアーの一環のためカートに乗ることができる。球を打つことより歩くことのほうに問題を抱えるタイガーにとってカートの恩恵は見逃せない。
大会にはタイガーと仲の良いスティーブ・ストリッカーが地元ウィスコンシン州の州立高校チャンピオン、娘のリジーさんとのペアで出場。アニカ・ソレンスタムも長男ウィル君と参戦するほか、ネリー・コルダがテニスの全豪オープン覇者である父・ペルトさんと出場する。
昨年はビジェイ&カスのシン親子が優勝。チーム・ウッズは8位タイに終わっている。表舞台に登場したときから「父のスウィングにそっくり」といわれ、最近ジュニア大会で結果を出しているチャーリー君、そして久々競技に帰ってくるタイガーのプレーに注目だ。