日本のゴルフの発展に貢献したプロ、ギア、そして作品、人物を称え贈る「ゴルフダイジェスト アワード」。毎年、春に発表していたが、40回を迎えた今回から12月の発表になった!
画像: 岩井姉妹を小2から指導してきた永井哲二氏がレッスン・オブ・ザ・イヤーを受賞

岩井姉妹を小2から指導してきた永井哲二氏がレッスン・オブ・ザ・イヤーを受賞

【レッスン・オブ・ザ・イヤー】永井哲二氏

優れたレッスンに対して贈られる賞:岩井明愛・千怜姉妹を小学2年から教える

1961年生まれ、東京都出身。30歳で営業職から転身し、北谷津ゴルフガーデンで千葉晃プロに師事。そこで、ジュニアコーチとしての基礎を教わるとともに、独自のスウィング理論を構築。いくつかの練習場を経て、現在は埼玉県毛呂山町にある練習場、リンクスゴルフクラブ内「ヨネックスゴルフアカデミー」にて、アマチュアを中心にレッスンを行う。モットーは「短所は直さず、長所を伸ばす」

画像: 現在は埼玉でジュニアや一般ゴルファーのレッスンをしている永井哲二氏

現在は埼玉でジュニアや一般ゴルファーのレッスンをしている永井哲二氏

「現在、教えているジュニアは7人いますが、プロを目指すにしても、途中で諦めるにしても、本当にゴルフは末永く続けられるスポーツですし、アマチュアにも素晴らしいプレーヤーはたくさんいます。生涯を通じてゴルフを楽しんでもらえる人に育てていきたいと思っています」(永井)

【読者大賞】イ・ボミ

社会的、文化的にゴルフの認知度を高め、ゴルファーに多くの感銘を与えた人物に贈られる賞

国内女子ツアーにおいて2度の賞金女王を獲得するという輝かしい戦績もさることながら、そのパーソナリティと笑顔が国境を超えて多くのファンを魅了し、現在の女子プロ人気の礎を築いたことにより、ゴルフ界へ大きく貢献した。

画像: 10月に日本のツアーを引退したイ・ボミ

10月に日本のツアーを引退したイ・ボミ

「プロゴルファー、イ・ボミは私と日本の皆様が一緒に作り上げました。人間イ・ボミは皆様と作り上げたプロゴルファー、イ・ボミをこの先ずっと忘れません」(イ・ボミ)

【ジュニア大賞】戸髙玲奈さん(東京都練馬区立石神井中学3年)

将来のゴルフ界を担う若い人材を称え、さらに大きな飛躍を期待し贈られる賞

2023年のゴルフダイジェストジャパン ジュニアカップ12-14歳の部女子で優勝し、スタンレーレディスホンダゴルフトーナメントの本選出場権を獲得。中学生として初めて本選の予選を通過し、最終日までプレー。ベストアマチュア賞を獲得した。

画像: ジュニア大賞を受賞した戸髙玲奈さん

ジュニア大賞を受賞した戸髙玲奈さん

「このような素晴らしい賞を頂くのは初めてなので本当にうれしいです。この賞にふさわしいゴルファーになれるように頑張ります。中学生の間にプロのトーナメントに出るということを目標に練習してきました。予選2日目にパー5でイーグルパットを決めた時のギャラリーの大きな歓声が忘れられません。来年は高校生になりますが、今まで以上に練習やトレーニングに力を入れ、高身長を生かしたダイナミックなプレースタイルでレギュラーツアーでトップ10を目標に頑張ります」(戸髙さん)

【クラブ・オブ・ザ・イヤー】

多くのゴルファーに愛され、ゴルフの楽しみを提供した話題のクラブに贈られる賞

今回から有識者による投票、量販店の売り上げ、日米男女ツアーでの優勝回数を考慮し、ドライバー部門、アイアン部門で各3本の「クラブ・オブ・ザ・イヤー」を選出。そのうちの1本に「クラブ・オブ・ザ・イヤー大賞」が贈られる。

ドライバー部門大賞:キャロウェイパラダイム♦♦♦

画像: ドライバー部門大賞:キャロウェイパラダイム♦♦♦

ドライバー部門大賞:キャロウェイパラダイム♦♦♦

日米男女ツアーで計20勝という圧倒的な結果を残し、さらには限定モデルにもかかわらず、量販店での売り上げでもランクイン。ヘッドのボディ全周にカーボンを採用した「360度カーボンシャーシ」という独自の高い技術力で、やさしさと飛距離という相反する要素を両立させることに成功。

ドライバー部門:ピンゴルフG430 LST

画像: ピンゴルフG430 LST

ピンゴルフG430 LST

昨年の蟬川泰果の95年ぶりの日本オープンアマチュア優勝をサポートし、2023年は日米合わせてツアー13勝。直進性の高さとミスヒットへの寛容性といった特徴はそのままに、球の高さとつかまりを抑え、ボールをコントロールしやすい仕様に。

ドライバー部門:ピンゴルフG430 MAX

画像: ピンゴルフG430 MAX

ピンゴルフG430 MAX

量販店の売り上げトップを独占。「MAX」の名の通り、慣性モーメントの最大化を開発コンセプトにしているだけあり、オフセンターヒットに強く、寛容性が高い。ヘッド自体の安定感が抜群で、球のバラつきが減るので、結果として平均飛距離が伸びる。

アイアン部門大賞:ダンロップスリクソン ZX5 MkⅡ

画像: アイアン部門大賞:ダンロップスリクソン ZX5 MkⅡ

アイアン部門大賞:ダンロップスリクソン ZX5 MkⅡ

顔よし、飛びよし、操作性よし。大手量販店の売り上げトップ10を“やさしい”アイアンがほぼ占めるなか、アスリートモデルとしては異例の上位にランクイン。国内男女ツアーで今季14勝と圧倒的な強さを見せ、とくに女子プロから絶大な支持を得ている。

アイアン部門:タイトリストT200

画像: タイトリストT200

タイトリストT200

ロフトがやや立っていて飛距離が出るだけでなく、ボールが上がりやすく高さで止められる。オフセンターヒットにも強く、多くのプロがロングアイアンとしてセッティングに組み込んでいる。8月末発売にもかかわらず、すでに量販店の売り上げ上位にランクイン。

アイアン部門:プロギア02

画像: プロギア02

プロギア02

2023年は大型ヘッドのドライバーに順応したスウィングに合う「アスリートアイアン」が各社からリリースされたが、そのなかでも、求められる性能にしっかりと向き合った、完成度の高いモデル。「やさしい」、「飛ぶ」、「顔もいい」と三拍子揃っている。

特別賞:オデッセイリミテッド エディション ジェイルバード 380

画像: 特別賞:オデッセイリミテッド エディション ジェイルバード 380

特別賞:オデッセイリミテッド エディション ジェイルバード 380

オリジナルは2014年発売だが、昨年のZOZOチャンピオンシップでキーガン・ブラッドリーが使用して優勝。その後、リッキー・ファウラー、全米オープンではウィンダム・クラークが優勝。2023年に数量限定で発売され即刻完売。打ち方を変えずに、通常のストロークの延長で使える「中尺パター」というカテゴリーを再び切り開いた。

PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Tadashi Anezaki、HiroakiArihara、Blue Sky Photos、Tomoya、Nomura、Akira Kato

※週刊ゴルフダイジェスト2023年12月19日号「第40回ゴルフダイジェストアワード発表!」より

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