自らがホストを務めるヒーローワールドチャレンジで4月のマスターズ以来となる競技に復帰したタイガー・ウッズ。結果は通算イーブンパーで出場20名中18位に終わった。しかし一定の手応えを掴み来年おそらく本人が希望する5、6試合へのスケジュールに対応できる可能性を示唆した。

4日間で奪ったバーディは19個。それと同じ数だけボギーとダブルボギーを打ったが、4日間の平均ドライビングディスタンスは304.90ヤードで全体の8位。最長ドライブは370ヤードで初日一緒に回ったジャスティン・トーマスや2日目同組だったリッキー・ファウラーをアウトドライブするシーンも。

画像: ヒーローワールドチャレンジでは18位でフィニッシュしたタイガー・ウッズ(写真/Getty Images)

ヒーローワールドチャレンジでは18位でフィニッシュしたタイガー・ウッズ(写真/Getty Images)

「タイガーのスピードや距離はまったく問題ではないし、才能は枯渇していない。怪我の回復がどの程度なのか本人にしかわからないけれど、彼がフィールドにいることで我々皆が良くなる」とファウラー。

72ホールを完走したのは2月のジェネシス招待以来。「皆と同じように自分でも(復帰戦のプレーが)どうなるのか興味があった。足首は思ったように使えないけれど、そこをなんとか乗り越えてまたラウンドを組み立て始められることに毎日興奮していた」と本人。

「初日は少し戸惑った部分があったけれど日に日にスピードが早くなって、はじめてツアーに出た頃より遠くに飛ばせるようになった」

「以前のように膝を動かすことはできないし、背中が(フュージョン手術で)癒合されているのでひねることもできない。スウィングを変えるとか変えないとかではなく、自分が何をする必要があるか体に教えてもらうだけ」

グリーン周りのストロークゲインドの数字が悪かったのは下半身が使えず上半身が勝ったスウィングをすることで以前のような絶妙なタッチが出せないから。それでもないものねだりをするのではなく、持てる技術で補う努力をしている。

今月30日に48歳の誕生日を迎えるタイガーだが、ファウラーのいうとおりまだまだ若手と渡り合える飛距離がある。

足首の痛みはなくなったというがラウンド後に「どこが痛むか?」と聞かれ「どこもかしこも」と冗談めかして答えたタイガー。復帰戦の手応えを胸に2週間後彼は息子チャーリー君と親子大会(PNCチャンピオンシップ)に出場する。

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