雲ひとつない小春日和のなった12月某日、「TEAM HONMA コンペ2003」が開催され、約90名の本間ゴルフユーザーが参加。イ・ボミプロ、小林伸太郎プロと1ホールプレーでき、さらにイ・ボミプロのトークショー、女子ツアーのTEAM HONMA選手によるパターレッスン会、サイングッズ抽選会などなど、その内容は盛りだくさん。
合間には、イ・ボミプロがインタビューにも応じてくれた。
――ファンの方々と1日過ごしていかがでした?
イ・ボミ みなさんが「これからはもう(日本に)来ないの?」って聞くから、あれ? みんなそんな風に思ってるのかなって(笑)。そんなことないのに。だからこれからは、はっきり「日本で仕事します」って言ったほうがいいかな。でも、「お疲れ様」とか「ありがとう」とか言ってくれて、うれしい一日でした。
――引退後、1カ月ぐらい経ちました。
イ・ボミ 日本で終わってから韓国で1試合あって、それが終わって2週間は家族とゆっくり過ごしました。そのあと今回もそうですけど日本でゴルフの仕事が続くので、今はちょっと疲れてます(笑)。選手時代も12月は一番忙しかったので、まだその気分が抜けてません。1月になったら「あ、終わったんだな」ってきっと思うでしょうね。1月はお母さんと旅行、2月はアメリカにも行こうと話してます。でもどこでもゴルフの予定が入っているんです(笑)。でもプライベートのゴルフだから楽しみですね。お母さんがずっと「ゴルフしよう、しよう!」って言うんです。今85ぐらいで回るし、パー3でバーディも取るし、HONMAのクラブで調子が上がってます(笑)。
――その先のプランは何かありますか?
イ・ボミ まだないんですよね。でもこれからは今日みたいなイベントでファンのみなさんと交流できたら、私も楽しいし、そういう機会が増えたらいいなと思います。試合(韓国ツアー[永久シードを保持])は……、今は体を休めたいので。しっかり体を作って頑張ろうと思えた時に考えようかなと。子どもは欲しいです。だけど、今は自由人になったばかりなので(笑)、もう少ししてから来てほしいです。
――日本ツアーを観に行きたい気持ちは?
イ・ボミ もう、沖縄(開幕戦)から観に行きたい! 好きな選手たくさんいるし、応援したいです。その前に、プライベートで(上田)桃子さんとか、柏原(明日架)さんに「1月に韓国に来て!」って言ってるけど、彼女たちも家族と過ごす大事な時期だと思うので……。この間、桃子さんが韓国に来たときはすれ違っちゃって。レストランの予約だけしました(笑)
――今はゴルフが楽しくなってきた感じ?
イ・ボミ そうですね。試合になったら、今はプレッシャーに負けます。本当にいい時って、自分の打ちたい球のイメージが出て、それと実態の球が全部合って、ずーっといい感じで行くんです。でも今は、打つ前にそういうイメージが出ないし、心配からスタートしちゃう。メンタルが問題と思ってるので、楽しいゴルフやってたら、また試合やりたいって気持ちになれるかなって。
――今日のイベントでいろんなアマチュアの方と回って、スウィングで「ここは改善したほうがいいな」という目立った部分はありましたか?
イ・ボミ ボールを打ちたい気持ちが強くて、ダウンスウィングでコックが早くほどけちゃう人が多かったですね。ボールの後ろからヘッドが入ってほしいんですけど、そのために手首が先に動くから、それが問題かなと思いました。
そんなイ・ボミプロは、女子プロ仲間からも愛される存在。トークショーもかじりつくように見ていた同じTEAM HONMAの葭葉ルミプロは、「イ・ボミ愛」を隠さない。
「ボミさんが盛り上げてくれたから、今の日本女子ツアーがあります。ほんと憧れの人。同じTEAM HONMAでいつも“ルミー”って気にかけてくれるし、ファンサービスもトップクラスだし。近くにいてボミさんのすごさに触れられてよかったです。で、さっき見ました? あのポーズ(トップ画像・半分ハート)、もう可愛すぎて胸キュン、完全に射抜かれました! これが推し活する人の気持ちなのかなーって。でもあのポーズ、私はよっぽど気分がよくないとできません(笑)」
日本ツアーからは離れるが、ゴルフ、そして日本とのつながりは今後も続くイ・ボミプロ。そして自身のYouTube(スマイルボミ)でもゴルフの様子やプライベートな姿を届けてくれる。これからも人を幸せな気持ちにさせる笑顔と愛されるキャラクターでわれわれゴルファーを楽しませてくれそうだ。