1966年に作家の森村桂によって描かれ、1984年に映画化もされた「天国にいちばん近い島」。その舞台となったのがニューカレドニア。南太平洋に浮かぶ百数十の島々からなるフランス領で、今も手つかずの自然が残るパラダイス。実はゴルフ旅にもピッタリの楽園島だった!
取材協力/ニューカレドニア観光局エアカラン

成田空港から直行便で約8時間半
乗り継ぎなしで行ける!

画像: 週3便が運航しているエアカランの直行便。機内では映画やゲームを楽しめるほか、シャンパンのサービスも。8時間の長旅も「あっ」という間に感じた

週3便が運航しているエアカランの直行便。機内では映画やゲームを楽しめるほか、シャンパンのサービスも。8時間の長旅も「あっ」という間に感じた

成田空港からエアカランの直行便が毎週月・水・土の3便運航。行きは12時25分発でヌメアに23時5分到着、帰りは深夜1時5分発の便で同日7時55分着(冬期スケジュール)。日本との時差は+2時間。エアカランはアメニティが充実していて、機内ではシャンパンのサービスも。またキャディバッグが追加料金なしで預けられるのはゴルファーにやさしいサービス!

まずは旅の拠点となる首都・ヌメア

画像: ビーチの目の前にあるシャトーロワイヤル・ビーチリゾート&スパからの眺め。チェックイン時は深夜なので、朝起きて目の前に広がる景色は圧巻!

ビーチの目の前にあるシャトーロワイヤル・ビーチリゾート&スパからの眺め。チェックイン時は深夜なので、朝起きて目の前に広がる景色は圧巻!

日本からの直行便が深夜に到着することもあり、その日の宿泊はヌメアになることがほとんど。ニューカレドニアには鉄道がないため、空港からの移動手段はホテルの送迎バスやレンタカーが主となる。ニューカレドニアには4つのゴルフ場がありますが、そのうち3つはヌメア市街地から車で1時間圏内。王道の観光やグルメを楽しむほか、ゴルフ旅の拠点としても外せない場所なんです!

観光やショッピングを楽しんだら、夜はカジノへ

ヌメアには博物館や水族館、古い教会などニューカレドニアの文化を体験できる場所が目白押し。1日でそのすべてを回りきることは到底できません! そんななか、文化を体験したいなら朝市がおすすめ。オープンは火曜日から日曜日の朝5時から12時くらいまでで、現地の新鮮な食材のほか、民芸品やパンなども購入可能。陽気な音楽を演奏している人もいて、朝食やお土産を購入するのにはもちろん、現地の生活の雰囲気を満喫できるんです! そして日本にない楽しみのひとつ“カジノ”もニューカレドニアにあります。スロットやポーカーなどが楽しめますが、営業時間は深夜2時までと比較的早めの終了なので、いろいろ楽しみたい人なら夕食後早めに行くようにしてください!

画像: 朝食を食べたり、お土産を買うのにも最適な朝市。

朝食を食べたり、お土産を買うのにも最適な朝市。

画像: 海外旅行といえばカジノ。日本ではあまり知られていないが、ニューカレドニアにも実はカジノがある。(PHOTO/ Les Casinos de Nouméa)

海外旅行といえばカジノ。日本ではあまり知られていないが、ニューカレドニアにも実はカジノがある。(PHOTO/ Les Casinos de Nouméa)

ニューカレドニアの現地ゴルファーは約2000人

フランス領ということもあり、現地ではあまりメジャーなスポーツではなく、ゴルフ場を訪れるゴルファーはオーストラリアなどからの観光客が多いそう。ヌメア市内には大型スポーツ店でゴルフ用品を扱う店もありますが、ほとんどのスポーツ店ではゴルフ用品はなし。ゴルフ専門店は「プロゴルフショップ ニューカレドニア」が島唯一。ゴルフ工房とインドアスタジオを兼ねており、店主のキリアン・ブレイスさんは生まれ育ったニューカレドニアでゴルフを始めて、本国・フランスでプロとして活躍。その後、友人のプロゴルファーと共同で専門店を開店したそうです。お店にある商品のほとんどがダンロップ社製。「島民のゴルフ人口は約2000人、総人口の1%程度です。ダンロップ製品は値段も安くて高性能、しかも頻繁にモデルチェンジしないのでよく売れるんです」とプレイスさん。お店に来るのは現地在住の方のみ。今回、アポなしで突撃取材したにも関わらず快く取材を受けてくれましたが、「海外の人がお店に来たのはキミが初めてだよ(笑)」とのこと。一部フランス製クラブもありましたが、現地ゴルファーの間でも“日本製クラブ”が人気のようです。

画像: 店主のキリアン・ブレイスさん。クラブの調整ができるのは島で唯一ここだけといい、現地ゴルファーの駆け込み寺になっている。

店主のキリアン・ブレイスさん。クラブの調整ができるのは島で唯一ここだけといい、現地ゴルファーの駆け込み寺になっている。

ヌメア近郊には個性的な3つのゴルフ場が!

ヌメア近郊の3つのコースのうち、観光客がよく訪れるのが市街地から車で15分ほどのゴルフ・ド・ティナ。パー72の18ホールで、バックティーからも5889メートルと距離はありませんが、海越えのパー3など名所が散りばめられた景観美とゴルフの面白みを兼ね備えたコースです。ちなみにフランスでは距離表示はヤード表記でなくメートル表記(5889メートルは約6440ヤード)。そのため、スコアカードなども基本的にはメートル表記になっているので番手選びにご注意を!
また、市内観光の移動には1回乗車300パシフィックフラン(約400円)の路線バスを利用するのもいいですが、ゴルフ場にはタクシーを使っていくのが便利。ただ日本のようにどこでもタクシーを拾えるわけではないので、ホテルでタクシーを手配したら、帰りの時間を指定して、迎えに来てもらうことをおすすめします。

画像: 市街地から一番近い場所にあるゴルフ・ド・ティナ。18H・5889M・P72。マジェンタ湾に面した広大な土地にレイアウトされ、戦略性にも富む。プロショップもあるので、ボールを忘れても大丈夫。練習場は人工湖に向けて打つ珍しいタイプで、カートのほかに、バギーや電動スケートボードに乗ってプレーすることも可能

市街地から一番近い場所にあるゴルフ・ド・ティナ。18H・5889M・P72。マジェンタ湾に面した広大な土地にレイアウトされ、戦略性にも富む。プロショップもあるので、ボールを忘れても大丈夫。練習場は人工湖に向けて打つ珍しいタイプで、カートのほかに、バギーや電動スケートボードに乗ってプレーすることも可能

画像: ヌメア市街地から車で約1時間のところにあるゴルフ・デ・ラ・ウェンギ。18H・6154M・P72。ラ・トントゥータ国際空港からなら10分ほどのところにあり、山と川に囲まれたコースで15番Hは海が見える絶景スポット。ホテルやレストランが併設されており、バンガローに宿泊も可能。カジュアルな雰囲気で従業員もフレンドリー。(PHOTO/Oneye Production)

ヌメア市街地から車で約1時間のところにあるゴルフ・デ・ラ・ウェンギ。18H・6154M・P72。ラ・トントゥータ国際空港からなら10分ほどのところにあり、山と川に囲まれたコースで15番Hは海が見える絶景スポット。ホテルやレストランが併設されており、バンガローに宿泊も可能。カジュアルな雰囲気で従業員もフレンドリー。(PHOTO/Oneye Production)

画像: 市街地から車で30分のところにあるガーデンゴルフ・ド・ダンベア。18H・6324M・P72。ニューカレドニア最古のゴルフ場で、丘陵地に造られた18ホール。コース内をダンベア川が流れ、オセアニア特有のニアウリの木々が立ち並ぶ牧歌的な雰囲気。広々としたコースでプレーしやすいので、初心者や女性でもプレーしやすい。(写真はコースの公式フェイスブックより)

市街地から車で30分のところにあるガーデンゴルフ・ド・ダンベア。18H・6324M・P72。ニューカレドニア最古のゴルフ場で、丘陵地に造られた18ホール。コース内をダンベア川が流れ、オセアニア特有のニアウリの木々が立ち並ぶ牧歌的な雰囲気。広々としたコースでプレーしやすいので、初心者や女性でもプレーしやすい。(写真はコースの公式フェイスブックより)

首都ヌメアに滞在すれば、観光、グルメ、ゴルフにカジノ……と、見どころが多いですが、少し足を延ばすと、大自然溢れるニューカレドニアをもっと堪能できるスポットもあります。後編ではヌメア以外の見どころスポットやゴルフ場、おすすめグルメなどを紹介していきます。

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