スコッティキャメロンの使用率がNo.1に
23年11~12月。東京よみうりCCで行われたゴルフ日本シリーズJTカップにおいて、JGTOで史上初めて、スコッティキャメロンのパターが使用率No.1に輝いた。
日本ツアーにおいては、20年以上にわたり、オデッセイが使用率1位を独占してきた。今回は、その牙城の一角が、初めて崩された形となったわけである。
スコッティキャメロン ツアー担当の澤氏は、「ツアーにおいて選手たちをサポートするなかで、キャメロンの使用者は年々その数を増やしてきました。
このたびの数字は、キャメロン氏のクラフトマンシップから生まれた製品の品質とこだわりに、多くの選手が共感してくれた結果だと思っています」と語る。
ただ、日本シリーズは、その年の優勝者を含む、賞金ランク上位名のみが出場できるエリートフィールドであり、その他の試合においては、未だオデッセイが優勢なことも事実だ。
まもなく訪れる24年。キャメロンvsオデッセイの戦いがどうなっていくのか、注視していきたい。
レアモデルのパターたちは誰の手に?
2023年12月3日、JGTOのツアーは全日程を終えた。それに伴い、ツアーバンに積まれていた未使用のスコッティキャメロンのパターは、いったん保管庫へ移され、そこで2024年シーズンの開幕を待つこととなる。
写真のパターは、そのなかからピックアップした5本のキャメロンである。現段階において、それを使用するプレーヤーは決まっていない。
「009やTimelessのツアーモデルは、同じスコッティキャメロンのなかでも非常にレアで、我々の手元にさえも入ってくる本数が少ないモデルです。ですから、それらのパターは、本気でそのパターにほれ込み、本当にそれを必要としてくれる選手に使ってもらいたいと考えています」(スコッティキャメロン ツアー担当 澤氏)
この5本のパターを勝負のパートナーとして選ぶプロは誰なのか。それはまだ分からないが、ある日、あるとき、勝利を手にした選手の手に握られているのは、このなかの1本かもしれない。
PHOTO/Takanori Miki THANKS/アクシネットジャパンインク
※週刊ゴルフダイジェスト1月2日号、1月9日、16日合併号「キャメロンマニア宣言」より