通常営業ではパー5のクイーンコース16番ホール
米ゴルフチャンネルがツアーのスタッツをもとに、1番から18番までのパー4で「どのコースのどのホールの難易度が高かったか」をまとめて発表。たとえばもっとも難しかった5番ホールはオーガスタナショナル(マスターズ)で、平均スコアは4.325。
18ホール中、最多の3ホールがランクインしたのは全米オープンが行われたロサンゼルスCC(ノースC)で、2番(平均スコア4.134)、12番(4.346)、17番(4.414)が入った。さすがは全米ゴルフ協会が威信にかけてセッティングしただけのことはある。
ペブルビーチGL(AT&Tペブルビーチプロアマ)の500ヤード超え9番(4.385)や、ファーマーズインシュランスを開催するトーリーパインズGC(サウスC)の12番(4.351)、メモリアルトーナメントの舞台ミュアフィールドビレッジGCの最終18番(4.399)の難易度が高いのは納得だが、ここに習志野CCの4番がランクインしたのは、日本のゴルファーとしてはうれしいところ。フェアウェイ左とグリーン手前に池があるホールで普段はパー5として使用されているが、ZOZOでは505ヤード・パー4の設定。しかも平均4.427でランクインした18ホール中ワーストスコア。PGAツアーの猛者たちをもっとも苦しめたパー4だったというわけだ。
今年優勝したコリン・モリカワも第2ラウンドと第3ラウンドでボギーを叩いており、タイガー・ウッズがツアー最多記録の82勝目を挙げた19年の最終日もここでボギー。しかしタイガーがひと味違うのは、第1ラウンドと第3ラウンドでバーディを奪っていることだ。
習志野CC(クイーンC)をプレーする機会があったら、ぜひビッグネームが苦しんだ16番を意識してプレーしていただきたい。パーが取れたら「19年タイガーの最終日と同じスコア!」と自慢してください!
※週刊ゴルフダイジェスト2024年1月23日号バックナインより一部加筆修正して掲載