ゴルフダイジェスト社のサブスクサイト「Myゴルフダイジェスト」では、1月に新発売されたキャロウェイ「パラダイムAi スモーク」シリーズとテーラーメイド「Qi10」シリーズのメインドライバーといえる「パラダイムAi スモーク MAX」と「Qi10 MAX」の打ち比べ動画を公開中だ。
画像: 試打担当の癸生川喜弘プロ(右)と分析担当の小島慶太プロ(左)

試打担当の癸生川喜弘プロ(右)と分析担当の小島慶太プロ(左)

キャロウェイとテーラーメイドのメインドライバーを打ち比べ

試打者と分析者は「みんゴル ガチギアトラック」の癸生川(けぶかわ)喜弘プロと小島慶太プロが担当。「みんゴル ガチギアトラック」同様に、メンタルや打感などのインプレッション部分をより現実のラウンドに近づけるために、コースのミドルホールで試打を行い、ボールは世界ツアー使用率No.1のタイトリスト・プロV1を使用した。データ分析に関しては、ボールフライトの計測に優れた「トラックマン4」と、クラブとボールの動きを得意とする「GCクワッド」の2台を使い、インパクトから着弾地点までのボールやクラブの動きを徹底計測している。

キャロウェイ試打クラブ
ヘッド/パラダイム Ai スモーク MAX(10.5度)
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シャフト/TENSEI 50 for Callaway(フレックスS)
謳い文句は「従来の“360°カーボンシャーシ”を改良し、慣性モーメントの大きなヘッドに加え、『Aiスマートフェース』の搭載により、フェースのどこに当たってもスピン量と球のバラつきを抑え、飛距離が落ちない」

画像: 「パラダイム Ai スモーク MAX」のヘッドとシャフト

「パラダイム Ai スモーク MAX」のヘッドとシャフト

テーラーメイド試打クラブ
ヘッド/Qi10 MAX(10.5度)
×
シャフト/Diamana TM50(フレックスS)
謳い文句は「シリーズ名称『Qi10』の『Q』はクエスト(探求)、『i』はイナーシャ(慣性モーメント)、『10』は10K(1万)を表す。『Qi10 MAX』は、慣性モーメントの合計が1万を突破。打点がズレても打ち出しが左右にブレづらい」

画像: 「Qi10 MAX」のヘッドとシャフト

「Qi10 MAX」のヘッドとシャフト

両モデル共に、慣性モーメントの高さによる球のバラつきの少なさを打ち出しているが、キャロウェイ『パラダイム Ai スモーク MAX』は、それに加えて「飛距離が落ちない」ことを、テーラーメイド『Qi10 MAX』は「打点のズレに強い」ことを前面に打ち出しているようだが、そのあたりを検証している。

『パラダイム Ai スモーク MAX』はやや逃げ顔、『Qi10 MAX』はつかまり顔

試打担当の癸生川プロは2つのヘッドを見比べて、「『Qi10MAX』のヘッドは大きく見えますね、違和感がある大きさではないけれど。比べると『パラダイム Ai スモーク MAX』は小さくてディープな感じ。『Qi10 MAX』のほうが万人が打ちやすく感じるかな。これは気持ち良く振れる要素になる。逆に『パラダイム Ai スモーク MAX』は逃げ顔というほどではないけれど、左が嫌だなという人はこちらの方がイイかも」と語る。

今回は装着のシャフトが『純正シャフトのフレックスS』なので、癸生川プロによる試打は、ヘッドスピードをシャフトの適正と考える、42~43m/s程度に抑えて打った数値だ。

「MYゴルフダイジェスト」では、フェースの真ん中、トウ寄り、ヒール寄りで打った時の弾道を比較しており、「みんゴル」では真ん中で打ったデータを公開!

『パラダイム Ai スモーク MAX』の弾道はほぼストレート。HS44.4m/sでトータルの飛距離は263.3ヤードを記録。『Qi10MAX』の弾道はややつかまった球で、HS42.7m/sでトータルの飛距離は247.7ヤード。

ヘッドスピードにかなり差が出たのは、冒頭に癸生川プロが『Qi10 MAX』 に持った「気持ち良く振れそう」という第一印象通りに、初っ端、気持ち良く振れてヘッドが走りつかまった球が出たため、意識して抑えたからだ。この『Qi10 MAX』の「つかまりの良さ」は試打を通じて立証されていく。

この結果を見て、小島プロは「『パラダイム Ai スモーク MAX』のトータル飛距離は適正化をしていない実測値です。軽く打っている割には良い数値かなと思います。『Qi10 MAX』は、このヘッドスピードで打ってもトータルで247.7ヤードですから充分に飛んでいる。特徴としては球のつかまりの良さですね。大きいヘッドは右にパーンと行くのって嫌だったりしますけど、そういう意味で言うとこのつかまりやすさって言うのは実は利点になるかなというふうに思います」と言う。

画像: テーラーメイド『Qi10 MAX』を持つ癸生川喜弘プロとキャロウェイ『パラダイム Ai スモーク MAX』を持つ小島慶太プロ

テーラーメイド『Qi10 MAX』を持つ癸生川喜弘プロとキャロウェイ『パラダイム Ai スモーク MAX』を持つ小島慶太プロ

トウ寄り、ヒール寄りで打ったときのデータやインプレッションは「MYゴルフダイジェスト」で要チェック!

PHOTO/Tomoya Nomura

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