タイガー、松山英樹が長く愛用し、世界中のゴルファーから憧れられるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。第11回は、「クラシカルな黒いブレード」についてフォーカスした。
画像: スコッティキャメロンミズノ M-200。厚めのフェースで、ソリッドな打感が特徴のクラシカルな一本。ミーリング溝の浅いスムーズフェースが採用されている

スコッティキャメロンミズノ M-200。厚めのフェースで、ソリッドな打感が特徴のクラシカルな一本。ミーリング溝の浅いスムーズフェースが採用されている

91 ~ 92 年はミズノと業務提携

画像: スコッティキャメロンミズノ M-200のフェースには、筆記体で「Scotty Cameron」の文字が刻まれている

スコッティキャメロンミズノ M-200のフェースには、筆記体で「Scotty Cameron」の文字が刻まれている

スコッティキャメロンは、95年にタイトリストと提携する以前、ミズノとの業務提携によって、パターを発売していた時期(91 ~ 92 年)があった。写真は、その当時に発売された『ミズノ M-200』である。このMシリーズには、ほかにM-100、M-300、M-400の3機種があり、M-100は、92 年の全米オープンでジャック・ニクラスが使用し、話題となっている。

90年代前半というのは、タッド・モアやケン・ジアニーニなどの削り出しパターが注目され、黒を基調としたノーメッキ&ガンブルー仕上げのパターが人気を博していた時期である。

画像: 01年に発売されたスタジオデザインシリーズ(♯1)はMシリーズの流れをくんだモデルと言える

01年に発売されたスタジオデザインシリーズ(♯1)はMシリーズの流れをくんだモデルと言える

そんな時代を反映してか、Mシリーズにも、クラシカルなブレードタイプの黒いヘッドが採用されている。01 年に発売されたスタジオデザインシリーズなどは、このMシリーズの流れをくんだモデルと言えるだろう。

近年、中古市場でも、いい状態のMシリーズは減ってきた。もし目にすることがあれば、一度手に取ってみてはいかがだろう。

※週刊ゴルフダイジェスト2024年1月23日号「キャメロンマニア宣言21」より

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