サーフィンとゴルフを楽しむ”サーフ&ターフ”をモットーに練習場を開業
ブランディング業や飲食事業などを手がけるトランジットジェネラルオフィスという会社がある。同社が2015年に国道134号線の七里ヶ浜海岸沿いに開店したのが、ハワイアンプレートランチをコンセプトにしたカフェ「パシフィックドライブイン」。
七里ヶ浜海岸は約3キロメートルの砂浜が続き、“インスタ映え”目当てに多くの観光客を集める人気のスポット。そこに開店した同カフェが「ゴルフ場を始めたら?」という架空のストーリーから生まれたのが、ゴルフブランドの「Pacific Golf Club」だという。
同ブランドが今春、リアルな場としてゴルフ練習場の開業を決定。サーフィンとゴルフを楽しむ”サーフ&ターフ”をモットーに、カジュアルかつスタイリッシュなコンセプトを実現させるそう。
そのリアルなゴルフ練習場とは七里ヶ浜ゴルフ場だ。132打席、280ヤード打ちっ放し。海岸を一望できる高台に位置し、海風が吹きつけ開放感を感じる練習場として地元ゴルファーから愛されてきた練習場だ。
現在は西武・プリンスホテルズグループの鎌倉プリンスホテルが運営しているが、以降、同オフィスが借り受けるという。
「練習場の運営を貸し出すことに間違いありません。弊社運営は2月末日で終了します」(鎌倉プリンスホテル広報)
このプロジェクトに期待したいというのは、ゴルフ場経営コンサルタントの菊地英樹氏。
「コロナ禍で増えた若い世代をつなぎとめるアピールになってほしいです。米国ではオフコースビジネスが盛況です。私も見てきましたが、トップゴルフという練習場はドライビングレンジにスポーツバーを併設し、ビールを飲みながらワイワイやっていました。こういったニーズは日本にもあると思います」
ニューコンセプトのゴルフに注目したい。
※週刊ゴルフダイジェスト2024年2月6日号「バック9」より
※2024年1月26日17時45分、一部加筆修正しました。