吉田泰基プロが教える「低い弾道でドライバーショットを打つコツ」を、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが実際に試してみた。

目線を下げれば、胸の中心が普段よりも左に移動する

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。冬のゴルフって難しいです。芝が薄くなるということもありますが、風が強い日が多い! 風が吹くとプロでもスコアを落としてしまうので、当然僕たちアマチュアはボロボロになっちゃいます。そんなときに風に強い低い球が打てたらな~と思うのですが、これが意外と難しい。

週刊ゴルフダイジェスト2/20号に「当て方ひとつで自由自在 ドライバーのプロ技」という記事がありました。そこにはドローやフェードの打ち方に加え、高い球や低い球の打ち分け方も載っていました。その中から比較的簡単そうで、すぐに役に立ちそうな高低の打ち分けを試してみました。

画像: 週刊ゴルフダイジェスト2024/2/20号で特集されていた、吉田泰基プロが教えるドライバーの高低の打ち分け方を実践!

週刊ゴルフダイジェスト2024/2/20号で特集されていた、吉田泰基プロが教えるドライバーの高低の打ち分け方を実践!

この記事で解説をしてくれている吉田泰基プロは、ボールの打ち分けはスウィングを変えることなく、当て方だけで行うと言っています。高低だけでなく、ドローやフェードの打ち分けもです。もし僕たちアマチュアもそんなことが出来るのであれば、これはぜひやってみたいですよね。

で、今回は冬の風が強い時期や狭いコースなどで役に立ちそうな低い球の打ち方を主にやってみたいと思います。吉田プロはいったいどうやって低い球を打っているのでしょうか。それはズバリ「目線を下げる」ということです。たったそれだけ? と思いますが、そうすることで低い球が打てるというんですね。ティーアップの高さも変えないそうなんです。

僕もね、今までいろいろと低い球を打つためにやってきましたが、低い球を打つときは低いティーアップにしましょうみたいな話を聞いてやったりしました。でもね、僕の場合ティーを低くすると、打ち込みに行っちゃうのでスピン量が増えて逆に吹き上がり、風に煽られる球になりがちだったんですよ。なので、吉田プロのティーアップの高さも変えないというのはありがたい。

画像: 低い球を打ちたいときは目線を下げる

低い球を打ちたいときは目線を下げる

吉田プロによると、目線を低くして低い球をイメージするだけで準備ができるらしいんです。目標方向よりも少し低いところを見ることで、胸の中心が普段よりも左に移動するんですね。基本的にクラブヘッドの最下点は胸の中心の下に来るので、そこが少し左に移動することでヘッドがいつもより上からボールに当たるようになり、低い球が打てるということなんです。ここで注意することは極端にやりすぎないこと。上体を傾けすぎてしまうと、肩の向きが飛球線方向とは違う方向を向いてしまうために、打ち出し方向が変わってしまうそうです。低い球を打とうとすると左を向きがちになるので注意が必要です。

そしてもうひとつコツとしては、打球の最高到達点をイメージするのではなく、打ち出しの高さをイメージするのがいいそうです。ボールの30センチ先までの弾道をイメージして構えるとアドレスが決まりやすいとのことです。もちろんこの逆をすれば、高い球を打つ構えをつくることができます。

画像: (左)目線を低くすると胸の中心が普段よりも左に移動する。(右)目線を高くすると胸の中心がいつもよりも右に移動する

(左)目線を低くすると胸の中心が普段よりも左に移動する。(右)目線を高くすると胸の中心がいつもよりも右に移動する

さっそくコースで試してみました。しっかりと低い球をイメージして構え、ボールを打ってみましたが、見事に少し左に真っ直ぐ飛んでいきました。たしかに低い球にはなりましたが、あわやOBって感じの球になってしましました。どうやらやはり原因はアドレスで上体を傾けすぎて肩が左を向いていたようです。しかもいつもと同じスウィングではなく、低い球を打つ準備は出来ているのに、さらにスウィングで低く打とうとしてしまったことが原因のようです。

もう一度上体を傾けすぎず、アドレスでの肩の向きを注意して構えてから打ってみました。今度はほぼ構えた方向に打ち出せて、弾道も少し低くなりました。だいたい中弾道くらいの高さだったので、僕的にはもう少し低い球が打ちたいのですが、これはもう少し練習が必要かもしれません。しかしスウィングを変えたりすることなく、シンプルな方法で少し弾道が低くなったことは嬉しいですね。シンプルにできると、ラウンド中のプレッシャーがかかったときにもミスになりにくいですからね。

あと、ボールから30センチくらいのところの弾道をイメージするというのも良かった。そのイメージだと構えやすいし、打つときもそのあたりの弾道をイメージするとけっこう上手く打てる気がしました。これは他のショットでも応用ができそう。

画像: スタンスを狭くすることで上からボールを打ちやすくなり、低い球が打てる

スタンスを狭くすることで上からボールを打ちやすくなり、低い球が打てる

吉田プロはもうひとつアドバイスしてくれていて、スタンス幅を変えることでも高低を打ち分けられるとのことです。ボール位置を変えることなく、右足を少し左に寄せてスタンスを狭くすると胸の中心が左に移動して、上からボールを打ちやすくなるそうです。逆に右足を右に動かしてスタンスを広くするとアッパーに打ちやすくなるので、高い球が打ちやすくなるんですね。これもやってみましたが、狭くすることでスウィングも少しコンパクトになる感じがして、低い球が打ちやすくなる気はしました。ただ、これもやりすぎると下半身の安定感がなくなり、上体がツッコミ気味になるので、やりすぎには注意が必要です。

画像: スタンスを広くすると、アッパーに打ちやすくなるので高い球が打てる

スタンスを広くすると、アッパーに打ちやすくなるので高い球が打てる

今回やってみた低い球を打つ方法、なかなかシンプルで良かったです。もう少し練習すれば比較的ラクに低い球が打てるようになる気がします。こんかいやったことの逆をやれば、高い球も簡単に打てそうです。ぜひみなさんもお試しあれ。

この記事にはドロー・フェードのシンプルな打ち分け方も書かれていたので、興味のある方はぜひ週刊ゴルフダイジェストで確認してみてください。

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