「24年シーズンの競技アップデートはLIVゴルフリーグの自然な進化」
競技マネジャーのデビッド・ベン氏によれば、「24年シーズンの競技アップデートはLIVゴルフリーグの自然な進化であり、プレーヤーとファンのため、よりエキサイティングなものに高めるための我々の考えを示したもの」としている。
主要な変更点は、①フィールド規模の拡大、②スコアカウントの変更、③ポイント配分の変更の3点。
順に詳細を説明すると、①ジョン・ラームが加わったことで1チーム(4名)が加わり、全体で13チーム(52名)に加え、ワイルドカードの2名からなる54名が登録された。
②チーム戦では初日、2日目とチームの上位3名のスコアが記録され、3日目は4名全員のスコアが記録される。故障などで試合に出場できない選手がいる場合、交代要員としてワイルドカードの選手が補填される。
③シーズン終了後、個人ポイントをもとに1位から24位がチームに残留(ロックゾーン)し、25~48位の選手はチームから放出(オープンゾーン)され、これまで所属していたチームと再契約するか、あるいは他のチームに所属することになる。49位以下の選手はリーグから放出され、予選会(LIVゴルフプロモーション大会)へ出場することになる。
ほかにも賞金配分の変更など多くの変更点が挙げられたが、一方でファンに対する”強化”も実施。ファンサイト「LIV X」に登録することでさまざまな情報を得ることができるようになり、視聴可能メディアも増加。
さらに今夏からグーグルクラウドの生成AIを利用したライブ放映が予定されるなど、着々と先を見据えた変革を進めているという。
あるいは、PGAツアーとの交渉決裂を意識しての足場固めか?
少なくとも数年先まで存続可能な体制をLIVゴルフは進めているといえそうだ。
※週刊ゴルフダイジェスト2月27日&3月5日合併号「バック9」より