風への強さに驚愕。「これ即戦力だね!」
六車日那乃
むぐるま・ひなの。8歳でゴルフを始め、ジュニア時代に多くの好成績を挙げる。昨年のプロテストでは2打届かず涙をのんだが、今季はショットにさらなる磨きをかけプロ入りを目指す
辻村明志
つじむら・はるゆき。上田桃子や吉田優利など多くのプロを育ててきた“チーム辻村”を率いるプロコーチ。22年から六車のコーチも務める。23年レッスン・オブ・ザ・イヤー受賞
1月から宮崎で合宿をしているチーム辻村。練習グリーンにいる六車選手に「クロムツアー」を渡すと、「すごく軟らかい」といきなりの好反応。
辻村 これだけソフトだと、100ヤード以内も良さそうですね。プロや上級者ほど短い距離でフェースに球を〝乗せたい〞のですが、確実にフェースへの乗りは良さそう。これで距離が変わらなければ絶対にこっちを選びますよ。
2人が特にアイアンで大切にしているという「球がフェースに乗る感覚」についても、かなりの高評価だった
そこで早速1番ホールへ。距離は354ヤード、右斜め前から5メートル前後の風が吹くなか、六車は1打目を残り110ヤード弱のフェアウェイ中央に運び、9番アイアンでピン横3メートルに。
辻村 飛んだね!落ち際で球が伸びたよ。
六車 ショートアイアンも風に流されませんでした。
辻村 六車選手は風に弱いこともあり、風対策には特に力を入れていました。風速4〜5メートルを超えると最高到達点を過ぎたあとに球が風に持っていかれることもありましたが、風の影響が抑えられているのは、この表面パターンのおかげでしょうね。球がよれにくい理由は、シーム（カバーのつなぎ目）の影響が少ないからだと思います。
六車 風に強いから距離を合わせやすいです。私のアイアン（キャロウェイAPEX）とのマッチングも良いです。
辻村 ゴルフの世界で〝風〞というのは避けて通れない問題です。風が吹くとき本当の力量が出るといいますが、ボールが助けてくれるというのは、すごく良いことです。
2人が目を見張った風への強さ。これはプロや上級者だけでなく、全てのゴルファーに必要な要素でもある。
「シームの影響が大きいと、良いショットのはずが突然曲がることがあります。そういうとき選手はボールではなく“自分のせい”にして悩みますが、『クロムツアー』はその影響が少なそうです」（辻村）
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六車が打っていきなり大絶賛「クロムツアー」
キャロウェイ「クロムツアー」は、「クロム ツアーX」より軟らかく、低スピンなドライバーショットとグリーン周りでのスピン性能を高い次元で両立したモデル。「『クロムソフトX LS』も満足していましたが、全体的な性能が良くなった印象です」（六車選手）
「クロムソフト X」の後継「クロムツアーX」
飛距離性能とグリーン周りでのコントロール性能を備えた前モデル（クロムソフト X）をさらに高パフォーマンス化。「ソフトな打感は損なわれることなく飛距離性能は上がった気がします」（辻村）
PHOTO／Hiroaki Arihara
THANKS／宮崎CC
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