コンディション面では順調をアピール
オフの間は約1カ月宮崎で合宿をしていた吉田優利。年末年始はしっかり休み、その他の期間は体づくりに重点を置いていたという。「体を動かす基礎練習や、走ったり、筋トレをしたり、動きを入れたトレーニングを取り入れながら調整していました。その結果、飛距離が伸びたとかそういう効果よりも、筋量が上がって、身体が硬い感じが少なくなりました」とコンディションが整ってきている様子。
例年に比べて自身の開幕が遅いことについては、年末年始に休みを入れたため、「ダイキンにも出ようと思えば出られたのですが、技術とフィジカルと色々な面でより良い準備をするために見送りました」とし、そのぶん入念な体づくりを行い、時間を凝縮してゴルフの調整を行ったと語った。
長い期間試合に出ないことについての不安を聞かれると、「いつもはダイキンの前にはPGMもあるし、ここまで長い時間を準備にかけたことはありません。ただ、いつもと変わりなくいけるかというとそうじゃないかもしれませんが、選択肢の一つとして自分が選んだことなので、これも経験かなと思います」と前向きなコメント。
今シーズンの目標については「(米ツアーの)シードも取りたいし、いいプレーもしたいですが、アメリカということもあってケガをしたり体調を崩さないことが大事。体調の悪化は自分の可能性を狭めてしまうことなので」と米ツアーに向けていつも以上に体調に気をつけている模様。
既に開幕している米ツアーの試合も「できるだけ見るようにしている」そうで、「わくわくもあるし不安もあります。自分がどれだけできるかイメージが湧かないので、臨機応変に対応したい」「あっちでゴルフすることがとても楽しみ」「既にアメリカに行っている選手とは全然連絡を取ることがないので会うのが楽しみです」と終始、期待感に満ちたコメントを残した。
クラブセッティングは今までと変わりなく、番手もそのまま。ボールは新作の「ツアーB X」。「基本的に硬い方が好きで、パターの打感で選んでいます。新作は前作よりもすごく良くて、練習で使用するボールもすべて新作に変えました」とのこと。
前回覇者となるサロンパスカップを始め、国内ツアーの参加へは未定とのことだが、「結構厳しいかも」とのこと。新しい挑戦となる米ツアーでの活躍を国内から応援したい。