ラウンド中でも使える花粉対策グッズ
花粉症対策の基本は花粉が目、口、鼻に入らないようにすること。でもマスクをしていたら「マスク焼け」することも。ラウンド中でも手軽に使える花粉対策グッズを、ゴルル（※）の澄川愛が実際に試してみた!
※「ゴルル」とは週刊ゴルフダイジェスト誌の歴代ビューティクイーンで構成された女子ゴルファーユニット
目元対策
オークリー「Sphaera」3万5530円
ノーズパッドと大型レンズで目元をがガード
ノーズパッドと顔の曲線にフィットする大型のレンズの効果で、サングラスの内側に花粉が入りにくい。さらに、視界が広く、ゴルフにも最適な偏光レンズが入っているためパットのラインも読みやすい。「目の周囲を囲んでくれるので、花粉が入りにくい気がします。それ以上にプレーしやすい。普通にプレーで使いたい」（澄川）
鼻対策
バイオインターナショナル「ノーズマスクピット・セブン」880円（3個入り）
鼻に着けても目立たず呼吸もできる
鼻に挿し込むことで花粉の侵入をブロック。約0.1㎛の粒子を99％ろ過。花粉が30～40㎛なのでほとんど侵入させない優れもの。さらにフィルターが鼻水もキャッチしてくれるため、装着感も抜群。「着ける前は恥ずかしいと思っていましたが、着けてみると目立たない。鼻呼吸もできるし、長時間着けていてもストレスに感じません。コレ、結構アリかも」（澄川）
顔＆髪対策
1日1回のスプレーで花粉の付着を防ぐ
アース製薬「アレルブロック花粉ガードスプレー モイストヴェール」980円
髪や顔、衣服への花粉の付着をブロック
髪や肌に1日1回スプレーするだけで花粉の付着を防ぎ、目や鼻からの侵入を予防。
メイクの上からでも使用でき、プレー中に気になったら重ねてスプレーするのも効果的。
ウェアで対策
ワークマン「エアロクラスターハイジップフーディ」1500円
あのワークマンからお手頃花粉対策ウェア登場
光触媒技術を用いた特殊生地を使用して、繊維に付着した花粉に含まれるたんぱく質を徐々に分解。ジップを首元まで上げれば、口や鼻をふさぐマスクとしての効果も。
カラーバリエーションもあるので、コーディネートしやすい。UVカット機能付き。
アレルギー専用鼻炎薬は最新のものじゃなくても大丈夫!
薬剤師 加藤善弘氏
教えてくれた人
薬剤師 加藤善弘さん
薬科大学を卒業した後、製薬会社にて33年間勤務。自身も花粉症の症状に苦しみ花粉の影響が少ない沖縄に移住、2年前から薬局支援を行っている。
同じシリーズから新商品が発売されると、「より効き目がある」と感じるかもしれないが、必ずしもそうではないと薬剤師の加藤善弘さん。
「車でもマイナーチェンジがあるように、一般用医薬品の新商品の中にもデザインやパッケージのみを変えたものや大幅に有効成分を変更したものなどいろいろあります。『プレミアム』や『プレミア』と付いていても、新しい薬剤が全ての人に合って効果が出るとは限らない。大切なのは自分に合った薬剤を選ぶことなので、既存の医薬品が自分に合っている場合、替える必要はありません。医師や薬剤師に相談しながら、それぞれの症状で自分に一番合う薬を見つけることが重要です」
今年発売された新商品にはこんな変化も
「アレルカット」は9年振りにリニューアル。変化したものと据え置きが混在
（左）第一三共ヘルスケア「AGアレルカット EXc」（点鼻薬）
（中）第一三共ヘルスケア「AGアレルカット is 13mL1」（点眼薬）
（右）第一三共ヘルスケア「AGアレルカット フレッシュアイ」（洗眼薬）
シリーズ全8点のうち点鼻薬は有効成分が強化された一方、点眼薬、洗眼薬は製品名、パッケージのみリニューアルされて成分はそのまま。点鼻薬は使用感、点眼薬は清涼感を好みのものから選べるようになっている。
グラクソ・スミスクライン「フルナーゼ点鼻薬」
医療用と同成分、同量配合の点鼻薬が薬局で買えるように
薬剤師を通さなければ購入できなかった第1類医薬品から薬剤師不在でも購入可能な第2類医薬品に。くしゃみ、鼻水、鼻づまりに◎
「今までの薬で効き目がある人はそのまま使った方がいい」
エスエス製薬「アレグラFXプレミアム」※薬剤師の指導必須
「『アレグラFX プレミアム』はひどい鼻炎に悩む方にはおすすめですが、有効成分のひとつ、塩酸プソイドエフェドリンは高血圧や糖尿病の方の症状を悪化させる恐れがあるため該当者は服用ができません」
花効粉症対策に効果ありの食材や自宅でのケアなど、そのほかの情報は2024年3月26日号の「週刊ゴルフダイジェスト」とMyゴルフダイジェストにて掲載中!
PHOTO／Takanori Miki、Akira Kato
※週刊ゴルフダイジェスト2024年3月26日号「2024花粉戦線、異常アリ 今するべき対処法」より一部抜粋
