"下道&車中泊"で2100を超える全国のゴルフ場完全制覇に挑戦中の62歳の現役サラリーマン・木村公一さん。自身を漢字から「はむいち」と自己紹介する。漫画『釣りバカ日誌』のハマちゃんこと浜崎伝助が「釣りバカ」なら、はむちゃんは「ゴルフばか」。そんな「はむちゃん」の痛快(!?)ゴルフ人生を綴った「ゴルフばか日誌」の第5話目です!
画像: 下道&車中泊でゴルフ場の全国制覇を目指す「はむちゃん」こと木村公一さん(撮影/三木崇徳)

下道&車中泊でゴルフ場の全国制覇を目指す「はむちゃん」こと木村公一さん(撮影/三木崇徳)

初日は難攻不落のグリーンに撃沈、2日目は中尺パターが入る入る!

今回お伺いしたのは、大阪のベニーカントリー倶楽部と鳥取カントリー倶楽部吉岡温泉コースの2カ所です。この2ラウンド後の18日(月)に急きょ、大阪での仕事が入ったので、日曜日の夜も車中泊して帰ったのは月曜日の夜でした。

さて、3月15日(金)に自宅を出たのは20時。ベニーCCは大阪の内陸部、京都府に近い三島郡島本町にあり、清洲城から160キロ、時間にして4時間程度。その気になれば本日中に着きそうなので、わざと手前の道の駅「お茶の京都みなみやましろ村」で車中泊することに。ここまでは庄内川堤防をひたすら南下、23号線を西へ向かい、四日市で1号線に乗り、亀山から25号⇒伊賀を木津川方面へ。道の駅到着は23時。気温3度。
ほかにクルマは40台ほど。停めてすぐ睡魔に襲われ、そのまま爆睡。

3月16日(土)4時30分起床、気温1度。すぐにトイレで着替える。ここの多目的トイレは3カ所あり、めっちゃ広くて着替えがラク。助かります。歯を磨いて5時出発。

ベニーCCには6時45分到着。愛想のよい女性スタッフに迎えられる。クラブハウスが機能的で、駐車場がカート置き場に近く、ゴルファーの動線を考えたレイアウトに感動。

画像: 写真右上/ベニーCCのティーマーカーは「B」の文字。写真右下/ベニーCCの2番ホール155Yのパー3。ここで7打を費やし、ここから調子が狂う。写真左/ベニーCCの塩ホルモン鍋1870円、あっさり味だが美味い

写真右上/ベニーCCのティーマーカーは「B」の文字。写真右下/ベニーCCの2番ホール155Yのパー3。ここで7打を費やし、ここから調子が狂う。写真左/ベニーCCの塩ホルモン鍋1870円、あっさり味だが美味い

8時4分インスタート。標高400メートル前後の丘陵コースで、16~17番ホールからは京都市内が一望できる。朝霧でよく見えなかったが、晴れた日ならさぞ美しいだろう。残念。

ティーマーカーはベニーの頭文字「B」。この日は全国的に暑かったが、ここも最高気温19度。スタートしてすぐ脱ぎまくり、半袖でもよい暑さ。グリーンが難しく、私には難攻不落。41パットも叩いて49.55の104。

同伴者3人中、Sさんに「2021年8月7日に枚方国際で一緒にラウンドした」と言われ、帰ってノートで調べたらそうでした。

15時終了。風呂に入って16時出発。一路鳥取へ。万博公園⇒パナソニックスタジアム⇒国道2号⇒加古川バイパス⇒佐用⇒鳥取自動車道を北上。中国山地を貫くトンネルが多く、道狭し。後続車が何台も煽ってくる。ゴルフで疲れているんだから、あまり煽らんでチョ~よ。

道の駅「清流茶屋 かわはら」着は22時。休憩所は24時間オープン、畳のコーナーもあって居心地最高。ラウンド後の下道250キロはとにかく辛かったので愛車に戻ってすぐ爆睡。

画像: 鳥取県河原町を流れる千代川そばの休憩スポットである「清流茶屋 かわはら」

鳥取県河原町を流れる千代川そばの休憩スポットである「清流茶屋 かわはら」

3月17日(日)。勝手に5時半に目が覚め、用意して6時出発。途中まで走ってゴルフ場近くにコンビニがないのに気付き、2キロ後戻りしてファミマへ。ここで面白い体験。私がカップ麺(168円)を買ってお湯を入れているときに、バイクの男性が黙ってトイレを使い、また黙って帰ろうとしたら、店主が「一言、トイレ使うと言ってください」と叱責。私に「買わなくてもいいけど、一言くらい断って欲しいよね」と同意を求めてきた。まったくその通り。

画像: 鳥取CC吉岡温泉Cの1番ホール。日本一大きい池「湖山池」に向かってティーショット

鳥取CC吉岡温泉Cの1番ホール。日本一大きい池「湖山池」に向かってティーショット

7時、鳥取CC吉岡温泉Cに到着。スタート時間の8時半までグリーン、バンカー、アプローチ、打ちっ放しと徹底練習。時節柄か砂が少なく、コンクリートのような硬い地面がむき出しのバンカーも、愛用のキャスコドルフィンウエッジなら全部ベタピン、だいたい(笑)。

2日連続100オーバーは避けたいので、意を決してスタート。それしても、ここのゴルフ場はちょっともったいない。なぜって、グリーンが……。口コミを見たら、大半がグリーンへの注文。コースは18ホール全部に特徴があって面白く、攻め甲斐がある。メンテがよければ素晴らしく生まれ変わるのに。でも、意外とこういうグリーンはタッチが合う。愛用しているのが中尺パターだからか、ばさばさのわりにボールは曲がらず、滑らかに転がる。同伴の2人が唖然としていた(笑)。結果、必死に集中したせいもあって43.44の87。同伴の地元・斉美さん47.53の100。大阪から転勤の西田さん44.42の86。

13時に終了。14時出発。日本海沿いに東上して途中から内陸部に入り、道の駅「ガレリアかめおか」を目指す。福知山市で「ラーメン一こく」に立ち寄り、90を切ったご褒美にチャーシュー麵(950円)と餃子(300円)を注文。出てきた品を見て、唐辛子系の真っ赤な色にびっくり。改めてメニューを見ると赤字で「赤」と表示。辛そうだなと、おそるおそる口に入れると、見た目の印象ほど辛くなくて通好みの味。地元では有名な行列のできる店であることに納得がいく。会社の後輩で、関東のラーメン店1000店を食べ歩きした福田竜一に、このラーメンを食べさせてやりたい。それくらい美味いチャーシュー麺でした。

画像: 真っ赤な「ラーメン一こく」のチャーシュー麺と餃子

真っ赤な「ラーメン一こく」のチャーシュー麺と餃子

その後は単調な下道を睡魔と戦いながら走り、亀岡の道の駅に22時到着。即、爆睡。

18日(月)は6時起床。大阪市の中心部に向けて南下、通勤時間帯の渋滞に巻き込まれたものの、無事、市内で仕事を終えて17時に帰路に就き、22時に清洲城に帰還しました。

●今回の走行距離:882キロ
●今回の経費:ベニーCC1万7710円、鳥取CC吉岡温泉C1万1580円、ガソリン代1万9135円、飲食代4141円、合計5万2566円

今週は大秦野カントリークラブ、富士篭坂36ゴルフクラブを攻略予定です。

Arrange/Kenji Takahashi

※2024年5月30日11時56分、「清州城」を「清洲城」に修正しました。

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