本日、2024年4月5日にブリヂストンスポーツからウッドの「B3 MAX シリーズ」と「245 MAX アイアン」が発売となった。みんゴルのギア担当はそれらの新製品を宮里藍、川﨑志穂の両プロとともにコースで試打する機会を得たので、彼女たちの感想を紹介しよう。

「『B3』というネーミングにいい意味で裏切られました」(川﨑)

精密なショットを武器に、世界ランキング1位に上りつめた宮里藍。17年に現役引退してから早くも7年の月日は経つが、自身の生命線だった正確無比なユーティリティは「PHYZ(2012年モデル)」で替えていないと告白。ところが、今回の試打ラウンドで打ってみると「このユーティリティは自分のよりも上がりやすくなって、止まっている感覚があります」と話す。

「いまも現役のときのユーティリティを使っている理由はやっぱり縦距離と自分の理想の弾道が打てるからなんです。現役のときは1ヤードとか2ヤードをキャリーでいかにコントロールするかという世界にいて、私は飛ぶほうではなかったので、ユーティリティの使用回数が多くて、そのコントロール性が譲れずに、ずっと替えられませんでした。今回の『B3MAX HY』は、自分のクラブよりもさらに止まって、距離のズレがない感じがします。また、アメリカの試合はとくにそうだったんですが、朝露とかの影響でボールが滑ってしまうことがあったんですが、今回のユーティリティにはそれがない。どんな状況でも狙ったところに打てそうな気がするので、ついにユーティリティを変える日が来たかもって思っています。自分にとって歴史的瞬間です! 」と昔と変わらない“藍ちゃんスマイル”で語ってくれた。

また、「持ち球がドローなので簡単にドローが打てる『B3 MAX D ドライバー』が気に入っています。ドローが簡単に打てるっていうのが面白かったですし、久しぶりにドローって楽しいなっていう感じです」とのことだ。

一方、川﨑志穂は「プロになって、いろんな人から『楽なクラブでゴルフをしたほうがいい』と勧められて。勧められるがままに、いろいろなクラブを試して試合に臨んだのですが、結果も出なかったこともあって、『正直、楽なクラブってなんだろう』と思っていました。でもこの『B3 MAX(9.5度)』を打ってみて、あ、これが楽なクラブなんだって!

初速が速くて球も上がってくれていいのですが、いちばんの良さはまったくブレずに飛んでくれること。すごい衝撃的でした。もう本当に何も考えずに打っただけですごく、いい球で飛んでくれる。それも1球がすごいというわけではなく、何球もです。それに打点をミスしても毎回強い球が出てくれて、落ち際で耐えてくれるのでるので、手を離さなければ、ミスって気づかれないと思います(笑)。

正直、このイベント前まではいまの使っているクラブ(21年モデルの『B2 ドライバー』)から23年モデルの『B2 HT』に変更を決めていたのですが、いまは『B3 MAX(9.5度)』に気持ちが傾いています。とはいえ、緊張感あるなかで使用してみる必要があるので、どっちとはいまは決め切れないですが、『B3』という名前からターゲットは『私が使うクラブじゃない』と思っていましたが、いい意味で裏切られました。

また、すっごく飛ぶのにめちゃくちゃ止まる『245 MAX アイアン』も気に入っています。もともと私はアイアンが好きで、ユーティリティよりもロングアイアンっていうタイプなのですが、長い番手でもピタッて止まってくれます。そもそも簡単に球が上がってくれるし、飛び系の7番(ロフト角27度)ですが、トラックマンで7000rpm以上の数値もバンバン出て、衝撃的でした。打感もすごい好きなので、ユーティリティ代わりにロングアイアンは入れたいなと。

そして、プライベートのラウンドなら全部『245 MAX』でいい気がしています。ラフなどがタフなセッティングで、プレッシャーのかかる試合だと操作性がほしいので先ほど言っていたロングアイアンくらいしか使う機会はないかもですが、プライベートならオートマチックな『245 MAX』で十分です!」と話す。

最後に、どういうゴルファーにオススメかと聞くと、宮里は「もちろんヘッドスピードが速い人にも合うし、私みたいなHS38~39m/sのような人にもしっくりくる。メーカーとしては本当は、『B1』『B2』『B3』で棲み分けができていて、『B3』はヘッドスピードが遅かったり、許容性を求めるゴルファーだったりがメインだと思うのですが、HSが速い男性でもピッタリ来るんじゃないかなっていうのが体感です。だから女子プロでもこのヘッドに変える人が古江彩佳ちゃんに続いて少しずつ増えるのかなと思っています」という。

ギア担当の試打レポート

スコアも大事だけど、ゴルフの面白さは飛距離とメンバー! というエンジョイアベレージゴルファーのギア担当。「B3 MAX(9.5度)」「B3 MAX(10.5度)」「B3 MAX D(10.5度)」を試打した感想をレポートする。

画像: アマチュアでも性能の違いがはっきり分かったのは驚きだった

アマチュアでも性能の違いがはっきり分かったのは驚きだった

「B3 MAX(9.5度)」、「B3 MAX D(10.5度)」、「B3 MAX(10.5度)」の順で打ちやすかった

ギア担当の持ち球は「右に出て真っすぐ」。「3本とも同じシャフトに付けかえて打ってみましたが、性能は全然違います。もっとも驚いたのは同じ『B3』なのにロフト角で性能がまったく違うこと。10.5度は自分の“持ち球”どおり、右に出て真っすぐの球しか出なかったのが、9.5度にするとしっかりつかまった球に。もちろんすべてではないですが、それでも10球中7球がターゲットよりも左に着弾しているので、間違いなくつかまりは9.5度のほうがいいです。『B3 MAX D』は『B3 MAX(9.5度)』よりもつかまった球が出ましたが、スピン量も少し増えてしまい、その分、飛距離をロスした感じです。いちばん打っていて気持ちよかったのは『B3 MAX(9.5度)』。球が上がらないのが悩みだったのですが、9.5度とは思えないほど球がしっかり上がったのもよかったです」

画像: いちばんいい当たりのトラックマンデータ。「この球が出てくれるならラウンドは楽できます」(ギア担当)

いちばんいい当たりのトラックマンデータ。「この球が出てくれるならラウンドは楽できます」(ギア担当)

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