上田桃子や吉田優利、渋野日向子らを指導する辻村明志はゴルフダイジェスト社のマスターズ特派記者として、現地入りしている。その辻村が現地時間の月曜にオーガスタナショナルGCにて突如現れたタイガーに密着。ウィル・ザラトリスと臨んだ練習ラウンドの模様をレポートする。
画像: コースへ着き朝食中、「タイガーが練習場に現れた」という話を聞き、急いでレンジへ

コースへ着き朝食中、「タイガーが練習場に現れた」という話を聞き、急いでレンジへ

いよいよオーガスタウィーク! 練習日1日目の月曜朝8時、早くもタイガーが練習場にいるという情報を聞き、練習場へ駆けつけた辻村。軽いショット練習とアプローチ練習の後、W・ザラトリスとインコースの9ホールをラウンドするということで、付いて回ることに。

画像: W・ザラトリスと2人で練ランに臨むタイガー(撮影/Blue Sky Photos)

W・ザラトリスと2人で練ランに臨むタイガー(撮影/Blue Sky Photos)

GD 久々のタイガー、どうでしたか?

辻村 やっぱりカッコいいですね! ショットもある程度は戻ってきているようですし、あとは4日間戦えることを期待するばかりです。何度かティーショットでザラトリスをオーバードライブしている場面もありましたし、完走できれば良いところへ行けるのでは? と期待してしまいますよね。というか、練習ラウンドがすごく上手な選手だなって改めて感じました。

GD 練ランが上手いとは?

辻村 時間の使いかたです。ショットはあっさり1発で終わることが多いですが、グリーン周りに時間をかけていましたよね。練習ラウンドが上手い選手ほどアプローチに時間を割きます。そして打つ場所は、“外して良い”場所。たとえば右サイドが安全といわれる11番は、右の砲台下から何度もアプローチしていました。けっこう右から打つ場面もありましたが、あれは「ここまでなら外して良い」ということなのでしょう。

画像: グリーン奥から球を上げたり転がしたり。ピン位置によってさまざまな球を打っていた(撮影/Blue Sky Photos)

グリーン奥から球を上げたり転がしたり。ピン位置によってさまざまな球を打っていた(撮影/Blue Sky Photos)

GD 13番パー5でも奥からかなりの時間を費やしていましたね。

辻村 あれは2オンを想定しているのでしょう。手前にクリークがあるのでセーフゾーンは奥で、さらに本番で切られるであろう4カ所の“仮想カップ”に対し、奥からどう転がるかを入念にチェックしていました。

画像: 15番でティーショットを打った後、水切りショットを披露する2人。このサービス精神!(撮影/Blue Sky Photos)

15番でティーショットを打った後、水切りショットを披露する2人。このサービス精神!(撮影/Blue Sky Photos)

練習ラウンドで恒例となっている“水切りショット”に挑戦。練習日の初日にも関わらず朝早くからこのギャラリー!

わずか9ホールだったが、「タイガーのマネジメントを満喫した」という辻村。ちなみに最終日!? と思うほどのギャラリーにも驚がく。もうちょっと近くから見たかった~。

PHOTO/Blue Sky Photos

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画像: www.golfdigest-minna.jp
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