一人のプレーヤーに戻って最初の試合となった青木。その姿に周囲から『さっそうとしているように見える』という声も上がっていたが、これに対し「それはゴルファーでいる限りはね。生涯ゴルファーでいこうと思っているわけだから」と笑顔を見せた。
久しぶりに競技者として試合へ出場した印象については、「やっぱり芝の上は新鮮だよね。(練習量が少ないから)朝、当たったってバンザイしたよ。ちゃんと当たるか心配だし、テンプラなんかしたくないからなあ」と語った。
GD 体調はどうですか?
青木 なまったな。トレーニングだって(会長職に就く前に)やっていたことの半分もやっていないからね。
GD では、これからトレーニングで体を作り直すと。
青木 でもそんなにひっちゃきになってやっていたら、今度は体がぶっ壊れるから。その辺は程度を考えてやらないとダメだよね。でも、もう少し若返ることはできるかなと思っているけど。
GD 会長職を離れ、気持ちは楽になりましたか?
青木 楽になったというより8年やったなかで、自分では目いっぱいやったつもりだったけれど、何かやり残したものがあったのかどうか、それはわからない。やっぱり人の上に立つというのは難しい、それはつくづく思ったよ。あんなに周りに気を使わなきゃならないのかという……変に使わなくてもいいんだけどね。自分の仕事(プロゴルファーとしての職務)外のことだから、そうなるんだと思う。
GD これからの目標は?
青木 コテンと死ぬまでゴルフをやっていると思うよ。前からそう言っているからね。
“青木節"も復活するだろう。今後のゴルファー青木功としての活動に注目だ。
※週刊ゴルフダイジェスト2024年4月23日号「バック9」より