茨城県鉾田市にある「ザ・ロイヤル ゴルフクラブ」は全長8143ヤードで日本最長。 2018年と19年に国内男子ツアー「~全英への道~ミズノオープン」が開催され話題になった。そのザ・ロイヤルGCで4月19日(金)~21日(日)に、R&Aならびにアジア太平洋ゴルフ連盟(APGC)公認となるジュニアゴルフ競技会「THE ROYAL JUNIOR 2024」が開催されると聞き、新人編集H(昨年の平均スコア87)がメディア向け説明会に出席した。

“世界基準”を掲げる「ザ・ロイヤルGC」に新人編集Hが行ってきた!

メディア向け説明会は競技会の担当者と一緒に18ホールを回り、その後に趣旨を聞くという内容だ。6時半に現地入り、荷物を預け練習場へと向かう。練習場は350ヤードの天然芝打席で、ドライバーでもボールが止まるところまで確認できる。アプローチ練習場ではピンを基準に設置されたヤーテージ看板とコースさながらの10.8フィートのグリーンでチップショットを練習できる。練習球はタイトリスト「プロV1」と、私が回ったことのある、どのコースよりも環境は数段上という印象だ。

「ザ・ロイヤルGC」3つのコンセプト

①世界に通用するコース

ザ・ロイヤルGCの全長8143ヤードのコースは、パー5で705ヤードの16番が名物ホール。また長さだけでなく、各ホールに設けられたバンカーの深さ、グリーンの形状やフェアウェイのアンジュレーションなど、そのすべてに圧倒された。また各ホールには5つ以上のティーイングエリアがあり、今回はホールごとに前から3番目と後ろから3番目のティーマークからプレー(約7000ヤード)。どのティーイングエリアも申請は不要で、実力に応じたチャレンジが可能となり何度もプレーしたくなるような印象。相当長く、タフに感じた今回の場所は「ザ・ロイヤルジュニア」の女子が使用予定ティーというのだから驚きだ。国内で最長のヤーデージを持つことが世界基準のひとつではあるが、コース設計にも隙がない。「ハザードで逃げ道をなくし、落としどころを明確にして、そこを狙って打てる技術を身につけてほしいという設計理念です。とはいえ、過度に難しくすることは避けて、以前はラフの難しさを追求し、ブッシュを配置していましたが、いまは通常のラフを使用している」とザ・ロイヤルGCの事業戦略室の大野永資氏。

②世界に通用する選手を育てる

世界を視野に入れた一流の設備とカリキュラムを用意。身体特性理論を基にしたトレーニングプログラム、そのほか各種講座の開講や様々な取り組みを行い、心身ともに世界のトップアスリートを育つ環境が充実。

③世界から尊敬されるゴルファーが集まるコース

大野氏は“理想の選手像”にメジャーリーグで活躍中の大谷翔平選手の名を挙げ、「大谷選手のように家族をはじめ支えてくれる方々に感謝をし、世界で活躍するにふさわしい礼儀や礼節をもった選手を育てたいと考えています。そして人として尊敬される人になってほしい」と話す。そして、「世界に飛び立つ場であるだけでなく、基本に立ち返る場でもある」という“Back to Basic”の考えのもと、マナーやルールを楽しく学べる環境作りにも力を入れている。

ザ・ロイヤルクラブの名物ホールを紹介!

はじめてコースを回った新人編集Hがとくに印象に残ったのは16番(パー5)と17番(パー3)。この2ホールは、2018年にミズノオープンを開催したときに、小鯛竜也プロが「風が吹いたとき、16番がフォローになると、次の17番はアゲンストになるような行ったり来たりするレイアウトなので、どっちの(方角からの)風が吹いたとしてもやさしくなることはない」と名指ししたホール。その2ホールを紹介しよう。

16番ホール パー5

インコース16番は全長705ヤードを誇るモンスターホールで、“日本一長いパー5”として有名。2018年に本会場で開催されたミズノオープンで優勝した秋吉翔太が「16番のバーディは自分でも信じられないくらい完璧な攻めができた。あのバーディパットを沈めれば優勝の目があるかもと、初めてそこで優勝を意識しました」と語るほど、トッププロでもバーディが取りにくいホール。他のホールよりも比較的フェアウェイは広いが、適度なアンジュレーション、そして要所要所にあるバンカーが効いている。最近のジュニアゴルファーは飛ぶとはいえ、高校生がこの距離で回ることに驚きだ。

画像: シグネチャーホールの16番は日本最長のパー5で705ヤードという長さだ

シグネチャーホールの16番は日本最長のパー5で705ヤードという長さだ

17番ホール パー3

17番では女子ジュニアが回る予定の201ヤードのセッティングでプレー。まず驚いたのがその景色。遠近感が作用してパー4くらいに長く見え、目で感じた距離感と実際に打った距離感はまったく異なっていた。ちなみに、打ったボールはグリーン左を超え、ボールはカラスが咥えて飛んでいきロスト扱いという結果に……。距離感が狂うこのホールでは、狙った距離とおりに打てる技術が要求される。グリーン前にはビーチバンカーが横たわり、まるで海外に来たような光景にも圧倒される。アマチュアゴルファーも“世界基準”を体感できるのではないか。

画像: 名物ホールの17番ショート。ハザードがかなり効いているため、正確なショットが求められる

名物ホールの17番ショート。ハザードがかなり効いているため、正確なショットが求められる

画像: “日本カバヤ・オハヨーホールディングス”が提供する乳製品

“日本カバヤ・オハヨーホールディングス”が提供する乳製品

コース内売店にはグループ企業である日本カバヤ・オハヨーホールディングスが販売するプリンやヨーグルトなどの乳製品のほか、「さくさくぱんだ」などが食べられる。おすすめの「ジャージー牛乳プリン」はゴルフ場で食べると普段の数倍、美味しかった

画像: ザ・ロイヤルが提供する名物ドリンク「ロイヤルエール」

ザ・ロイヤルが提供する名物ドリンク「ロイヤルエール」

さっぱりとしたジュースを作りたいとの想いから生まれた“ロイヤルエール”は紅茶とジンジャーエールというありそうでない組み合わせだ。自宅でもお試せる組み合わせだが、割り方は企業秘密とのこと。

今年で3回目に! 「ザ・ロイヤルジュニア」誕生秘話

今年で第3回を迎えるザ・ロイヤルジュニアは、その名の通りザ・ロイヤルGCで行われる大会。出場者は「世界から尊敬される人格を得てこそ次世代のコンペティターとして世界で活躍できる」という主催者の信念のもと、「礼節と知性(Courtesy & Intelligence)」を認められたジュニアゴルファーが選抜される。そして、戦いの舞台は男子8000ヤード、女子7000ヤードを超えるタフなセッティングで、日本のジュニアゴルファーが世界で活躍するための機会を少しでも増やすべく、2022年から開催されている。

画像: サ・ロイヤルジュニアの優勝記念シャーレ

サ・ロイヤルジュニアの優勝記念シャーレ

「若いうちから世界を知れる環境を作り、世界と日本ジュニアの実力の差などを知ることが重要と考えました。その思いから、このザ・ロイヤル ジュニアの開催に至ったのです」と大野氏は語る。

出場資格や優勝特典

出場選手は、主催する日本カバヤ・オハヨーホールディングスが認めた、国内外の18歳以下の男女93名(説明会当時)のジュニアゴルファー。 男女それぞれ54ホール・ストロークプレーにて優勝者を決定、本大会の優勝者には全英アマチュアゴルフ選手権(開催地/バリーリフィンGC・アイルランド)、全英女子アマチュアゴルフ選手権(開催地/ポートマーノックGC・アイルランド)への出場資格が与えられる。また、今回から新たに女子優勝者にはアジア太平洋地域の女子アマNo.1の座を争う大会アジアパシフィック女子アマチュアゴルフ選手権 2025への出場資格も付与された。

3回目の開催となる今年は、国内・海外ともに出場枠を拡大。アジア太平洋地域から出場する海外選手の多くが世界アマチュアゴルフランキング保持者で、昨年よりもハイレベルな戦いになることが予想される。※観戦は関係者のみ

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「自分にしかできないプレー」を楽しむために、また、日本アマチュアゴルフランキング上位に食い込むジュニアたちの実力を感じるべく、一度訪れてみるのもいいだろう。

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