タイガー、松山英樹が長く愛用し、世界中のゴルファーから憧れられるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。第22回はキャメロンに刻印されるJATについて調べてみた。「JAT」って何の略だと思いますか?
画像: ニューポート2.5タイプのショートネックが溶接で装着されたニューポート2。斜めに刻印されたタイトリストのロゴが、いかにもプロトタイプらしい。

ニューポート2.5タイプのショートネックが溶接で装着されたニューポート2。斜めに刻印されたタイトリストのロゴが、いかにもプロトタイプらしい。

『JAT』は、『Just a thought(思ったんだけど)』の略。スコッティ・キャメロン氏は、それまでにない新しいアイデアや形状を盛り込んだパターを作ったとき、この『JAT』の文字を刻印するのだという。たとえば、上記画像の黒いニューポート2には、ニューポート2.5タイプのショートネックが装着されている。

しかし、上記画像のパターが作られた当時、まだニューポート2.5は発売されていなかった。つまり、このパターのアイデアが、後のニューポート2.5につながったのかもしれないのである。

また、下のガレージパターのソールには、ほかにはあまり見られない溝がデザインされており、ラグーナのネックは、スタンダードなモデルよりもセンター寄りに装着されている。

画像: 写真左:スタンダードなラグーナよりも、かなりネックがセンター寄りに装着されているため、センターシャフトに近いフィーリングでヒットできる。 写真右:ガレージパターは、スコッティ氏が、気まぐれに作るオリジナルパターのこと。ソールに開けられた溝の形状が斬新だ

写真左:スタンダードなラグーナよりも、かなりネックがセンター寄りに装着されているため、センターシャフトに近いフィーリングでヒットできる。
写真右:ガレージパターは、スコッティ氏が、気まぐれに作るオリジナルパターのこと。ソールに開けられた溝の形状が斬新だ

これらのアイデアを思いついたとき、キャメロン氏が『Just a thought』などとつぶやきながらパターを削っていたかと思うと、それだけでキャメロンマニアのボクたちは楽しい気分になってしまうのである。

PHOTO/Takanori Miki
THANKS/スコッティキャメロンゴルフギャラリージャパン

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