マスターカードがメインのスポンサーになっているようだが、R&Aのホームページを見る限り、同クラブのメンバーになると良いことずくめのようだ。
「世界中のゴルフファンとゴルファーが、年間を通してどのようにゴルフと関わるかを一変させる新提案です。ワンクラブの会費は無料で、メンバーに年間を通しての特典や恩恵を与え、ほかでは見られない情報や全英オープン、全英女子オープンへのユニークなアクセスを提供します。またグローバルなストリーミングサービスである"R&ATV"や、お金では買えない経験など盛りだくさんです」
とR&Aは説明している。
国によってはアクセスできないところもあるようだが、16歳以上でメールアドレスがあれば、日本でもメンバーになれる。同クラブのウェブサイトを見てみると、基本は英語だが全英オープンや全英女子オープンに関する情報が見られるだけでなく、ゴルフレッスンなどさまざまな内容や情報がある。
加えて、アメリカのベスページ・ブラックCやイギリスのカーヌスティGLを無料でラウンドできる特典が当たるチャンスもあるという。
プロと会うチャンスがあったり、ゴルフ旅行やゴルフ用品のディスカウントもありで、さらに全英オープンなどのチケットを購入することもできる。
R&Aのプログラムと連携して競技に参加することも可能だ。といってもメインはやはりイギリス。日本のゴルファーやファンにとっては、英語の勉強には役立つかもしれないが、その恩恵は限定的といえそうだ。
"お堅い"と評されがちなR&Aにしては、かなりの思い切ったプログラムで、イメージチェンジになることは間違いがなさそう。日本のトーナメント団体も、ぜひこの動きに追従してほしい。
※週刊ゴルフダイジェスト2024年4月30日号「バック9」より