川奈ホテルゴルフコース富士コースで開催されているフジサンケイレディスクラシックの2日目を今年3月に入社したばかりの新人編集Hが初取材。新人ならではの視点で観戦のポイントやフジサンケイレディスクラシック最終日の見どころなどを紹介する。
画像: 初日、2日目とトップを独走している竹田麗央(撮影/岡沢裕行)

初日、2日目とトップを独走している竹田麗央(撮影/岡沢裕行)

新人編集Hが思ったツアー観戦に必要な3種の神器

こんにちは、新人編集Hです。伝統ある川奈ゴルフコース富士コースで開催されるフジサンケイレディスクラシックを取材してきました。初の女子ツアー取材でしたが、憧れのプロが目の前で繰り広げるプレーは力強く、正確で、まさに圧巻! ぜひゴルフ好きの読者の皆さまにも、お近くでトーナメントが開催される際には、プロのプレーを直に観てほしいと改めて思いました。

さて、初めて取材に行った私が感じた、観戦する際の必須事項をご紹介させてください。

まず1つ目がゴルフシューズ。川奈富士がアップダウンのあるレイアウトだということもありますが、どのようなコースにも急斜面はあります。足元が滑りやすいこともあり、転倒の危険性も。動きやすいからといってスニーカーで来られるギャラリーもいらっしゃると聞きますが、動きやすいだけでなく、滑りにくいことも重要なので、可能ならゴルフシューズの着用をお勧めします。

2つ目は双眼鏡。キャリングボード(選手と一緒に歩いているボランティアスタッフの方が持っている簡易スコアボードのこと)で選手の名前を確認できますが、ローピングされていて近づけないので顔までは確認できません。やはり双眼鏡もしくはオペラグラスは持っていったほうがいいと思います。ちなみに、高額のレーザー距離計なら選手の顔を認識できくらいクリアに映るモノもありますし、残りの距離もわかるので、選手のマネジメントがわかりやすくなるメリットも。

そして最後は、取材では不要(ギャラリーの邪魔になるので)なのですが、簡易的な椅子やブルーシートを用意していると長く観戦していても疲れを感じずに楽しめるはずです。
ぜひ参考にしてくださいね!

トレーナーは選手のコンディションを姿勢で見抜く

さて、取材中に感じたのは川奈ホテルゴルフコースはかなりのアップダウンがあり、歩いているだけで疲労の蓄積を感じます。その中で3日間、集中して競技している選手の疲労は想像もつきません。

そこでラウンド前後に選手たちの疲労回復や体調を整える役割を果たしているトレーナー・真田和俊さんにお話しを聞きました。

「3日間競技、4日間競技を問わず、2日目を終える頃には選手の体にかなりの疲労が溜まっています。特に今回のようなアップダウンの強いコースでは下半身の疲労度が高くなり、スウィング中の土台が不安定になりやすい。結果、クラブを手だけで操作してしまうため左右への散らばりが多くなる傾向があります。ですので、ラウンド後はいかに明朝までにストレッチなどで疲労度を抜けるかが勝負になります」(真田)

真田さんほどのベテラントレーナーになると「その日の選手のコンディションは歩く姿勢でわかります」という。推しの選手のコンディションチェックには姿勢を気にするのもありですね!

画像: 川奈ホテルGC富士C。大海原を望む眺望は綺麗だが、海風が強く、アップダウンが激いホールも。疲労を残さぬよう最終日に向け調整が必要だ(撮影/岡沢裕行)

川奈ホテルGC富士C。大海原を望む眺望は綺麗だが、海風が強く、アップダウンが激いホールも。疲労を残さぬよう最終日に向け調整が必要だ(撮影/岡沢裕行)

なお、2日目を終わり、上位陣のスコアは以下のとおりです。2週連続優勝を狙う竹田プロが独走態勢に入りつつありますが、鈴木愛プロや小祝さくらプロ、高橋彩華プロといった川奈を知る実力者が逆転を狙う展開です。さらに昨年プロテストを合格したルーキーの石田可南子プロ、稲垣那奈子プロがどこまで上位陣に迫れるか、注目です。

1位/竹田麗央 -8
2位タイ/鈴木愛 -5
2位タイ/野澤真央 -5
4位タイ/小林光希 -4
4位タイ/尾関彩美悠 -4
6位タイ/小祝さくら -3
6位タイ/高橋彩華 -3
6位タイ/森田遥 -3
6位タイ/石田可南子 -3
6位タイ/稲垣那奈子 -3

撮影/Hiroyuki Okazawa
※2024年4月21日13時01分、一部加筆修正しました。

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